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映画『スコーピオン・キング』のネタバレ感想・考察 ハムナプトラ2でのマサイアス

スコーピオン・キング (吹替版)

 

映画『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』のキャラから生まれた外伝的映画『スコーピオン・キング』。

 

ハムナプトラシリーズが大好きだからこそスピンオフ作品という響きに恐怖して今までチェックしてこなかったのですが、いざ観てみればハムナプトラの世界観を壊すことなく、単体でもシリーズ通してでも楽しめるような魅力的な作品になっていました。

 

ハムナプトラシリーズがお好きな方にはぜひともチェックしてみていただきたいですし、今作が気に入った方にはぜひともハムナプトラシリーズをチェックしてみていただきたいです!

 

 

映画『スコーピオン・キング』の作品情報

 

あらすじ

5000年前のエジプト。

 

邪悪な王・メムノーンは砂漠に住む全ての種族を支配すべく、あらゆる戦の結果を見通す予言者の予言に従い、武力による侵略を繰り広げていました。

 

そんなメムノーンを止めるために滅びかけの種族たちは立ち上がり、多額の報酬を支払って凄腕の戦士・マサイアス含む3人の刺客を雇い、メムノーンの予言者を倒すように依頼します。

 

しかしマサイアス以外の2人はメムノーンの手によって倒されてしまい、マサイアスの命も危ないという瞬間…なぜか予言者がマサイアスの命を救いました。

 

謎多き予言者に命を救われたマサイアスは仲間の敵を討つため、依頼を果たすために再びメムノーンの元へと向かうことにしたのですが…。

 

動画リンク

 

映画『スコーピオン・キング』の感想

 

【面白ポイント】

  • 主人公・マサイアスがカッコいい!
  • ハムナプトラらしいキャラクターたち
  • 単体でも楽しめる外伝作品

 

主人公・マサイアスがカッコいい!

ハムナプトラシリーズの主人公・オコーネルも顔・内面共にカッコ良くて大好きでしたが、今作の主人公・マサイアスも肉体・顔立ち・内面共にカッコ良くて好きでしたねぇ…。

 

鍛え上げられた肉体美、しっかりとした顔立ち、意志の強そうな大きな瞳、細めの眉、荒々しい野獣のような男らしさ…からのニコッと笑った時の爽やかさというギャップ…!

 

もう胸キュン待ったなしのカッコ良さでした。

 

そして見た目だけではなくマサイアスというキャラクターの内面も良くて…真っすぐな性格の中にユーモアな一面もありつつ、復讐を考えながらも無関係な人に対する配慮も忘れず、そして屈強な戦士だけど女性には弱い…!

 

もう…とにかく個人的ツボに刺さりまくるキャラクターでした。

 

オコーネルに比べると野生的で、甘さよりも強さ重視なので好みが分かれるかもしれませんが、内面的には似ている部分も多い主人公になっているのでオコーネル好きという方にはぜひともチェックしてみていただきたい主人公です!

 

ハムナプトラらしいキャラクターたち

ハムナプトラシリーズの外伝的作品というだけあって強く美しい女性陣、お調子者の相棒、自分の目的のために戦う悪役と…ハムナプトラらしいキャラクターたちが揃っていてハムナプトラ好きとしては嬉しかったですね。

 

女性キャラクターは肉体的・内面的な強さと女性らしいセクシーさと妖艶さを併せ持っていて、実にハムナプトラらしい男女問わずに好かれるような女性キャラクターになっていましたね。

 

相棒キャラはハムナプトラシリーズに登場するエヴリンの兄・ジョナサンを思わせるお調子者で、いざと言う時には即座に主人公を見捨てるけども、何だかんだで主人公のピンチを救ってくれるような憎めない立ち位置にいる感じが完全にジョナサンでした。

 

そして悪役・メムノーンも悪い奴なのですが、ただの悪ではなく目的のために真っすぐに戦い続けているイムホテップのようなキャラになっていて…何とも嫌いにはなれない絶妙なキャラクターになっていましたね。

 

印象としては映画『ハムナプトラ失われた砂漠の都』での、アナクスナムンを取り戻すために戦うイムホテップに近かったですね…何とも嫌いになれない感じの悪役でした。

 

のでハムナプトラシリーズがお好きな方であれば、気に入るキャラの多い作品になっていたのではないかなと思います。

 

 

『ハムナプトラ』シリーズもチェック!

今作は単体でも十分楽しむことが出来るのですが、映画『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』と合わせて観ることでより楽しみが広がるような作品になっていました。

 

外伝的作品といっても今作内だけで話が完結しているのでハムナプトラを知らない方でもスコーピオン・キングという作品として楽しむことができますし、今作を知らなくてもハムナプトラの方に影響はないのでどちらも1作品として楽しめるようになっているのですが…個人的にはぜひとも両方チェックしてみていただきたいです!

 

2作品を合わせて楽しむことでスコーピオンキングというキャラクターの印象がガラッと変わり、考察を楽しむ余地が生まれるようになっているので考察好きな方にはぜひとも2作品合わせて楽しんでみていただきたいですね。

 

さらに今作が気に入ったという方にはぜひともハムナプトラシリーズをチェックしてみていただきたいですし、ハムナプトラ好きという方にはぜひとも今作をチェックしてみていただきたいです!

 

似たテイストで作品を楽しみながら面白さが広がっていくので、ぜひとも合わせてチェックしてみてください!

 

 

映画『スコーピオン・キング』の考察

 

※今回の考察ではハムナプトラ2のネタバレも含みますので、ハムナプトラ2ご視聴前の方やネタバレを避けたい方はご注意ください。

 

【考察ポイント】

  • ハムナプトラ2でサソリ人間になる理由
  • マサイアスがその後世界征服を目論む理由
  • 結局マサイアスは悪者?良い人?

 

ハムナプトラ2でサソリ人間になる理由

今作では人間の姿をしているマサイアスがハムナプトラ2ではサソリの化け物のような姿になって登場しますが、おそらく今作で打ち込まれたサソリの毒が関係しているのではないでしょうか。

 

予言者がマサイアスの矢傷を治す時に「サソリの血が身体に巡り続ける」というようなことを言っていたので、サソリの血がずっと体内を巡り続けていたためにアヌビスの僕となるときにサソリの姿にさせられてしまったのだと思います。

 

もしくはアヌビスの僕になった影響でサソリのような姿になったのではなく、長い年月を経て体内のサソリの血が肉体にも影響を及ぼし始め、ゆっくりとサソリ人間のような姿に変化していったのかもしれませんね。

 

マサイアスがその後世界征服を目論む理由

ハムナプトラ2冒頭で「スコーピオンキングが世界を支配しようとしている」という話がありましたが…おそらくこのマサイアスらしからぬ行動にもサソリの血が関係していると思います。

 

サソリの血は体内を巡り続けるだけではなく、どんどん濃くなっていきマサイアスを侵略していったのではないでしょうか。

 

最初はマサイアスの体内を巡っているだけだったサソリの血が体内でどんどん濃く・多くなっていき、マサイアスの血や人間性を薄めてサソリのどう猛さを強めていったのだと思います。

 

世界征服を目論んでいる頃には、おそらくマサイアスとしての意思はもうほとんど残っておらず、サソリのどう猛さだけで血や戦いを求めて戦争を繰り返していたのでしょう。

 

だからこの世界征服というのはマサイアスの望みではなく、サソリの血という名のスコーピオンキングの意思だったのだと思います。

 

結局マサイアスは悪者?良い人?

マサイアスは基本的には良い人です。

 

己と仲間のためには他人を倒すことを厭わない冷酷さはありますが基本的には仲間想いで、無関係な人を巻き込むまいとする理性や配慮はしっかりと持ち合わせている人物なので、少なくとも悪い人ではないと思います。

 

ただサソリの血のせいで争いを好むどう猛な人物になってしまっていて、最終的には世界征服を目論み失敗…アヌビスに魂を捧げてサソリ人間になってしまうような悪者となってしまいました。

 

なので基本的には今作のような良い人なのだけど、サソリの血のせいでハムナプトラ2のような悪者に変化していってしまったのだと思います。

 

そう考えると『ハムナプトラ2』でオコーネルの手によって倒されたことは、スコーピオンキングとしては不幸なことだったのかもしれませんが、マサイアスにとっては幸いなことだったのかもしれませんね。

 

映画『スコーピオン・キング』の関連作品

 

 

 
今作のもとになった映画。
マサイアスのその後が気になるという方は、ぜひチェックしてみてください!

 

まとめ

 

ハムナプトラが好きだからこそずっと視聴を避けてきた作品でしたが、スコーピオン・キングを視聴したことでハムナプトラという作品の面白さがさらに高まり、ハムナプトラシリーズと合わせて楽しむことで考察まで楽しむことができる作品になっていて…個人的には大満足!

 

ハムナプトラ好きという方にはぜひともチェックしてみていただきたいですし、今作を気に入ったという方にはぜひともハムナプトラシリーズの方もチェックしてみていただきたいです!