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映画『チャーリーとチョコレート工場』の感想・考察 子供達のその後&ウォンカの意図

チャーリーとチョコレート工場 (吹替版)

 

謎めいた工場と5人の子供たちを描いた映画『チャーリーとチョコレート工場』

 

ファンタジーっぽい世界観での皮肉めいたセリフや映像で笑いつつ、トラウマや家族について考えさせられる映画でめちゃくちゃ面白かったです。

 

どちらかといえば家族愛について考えさせられるような映画がお好きな方、考えさせられるけど笑いもあるような純粋に面白い映画がお好きな方におすすめ!

 

 

映画『チャーリーとチョコレート工場』の作品情報

 

あらすじ

ボロボロな家に優しい家族と共に暮す少年・チャーリー。

 

彼の暮らす街には革新的なチョコレートを次々に生み出す男、ウィリー・ウォンカが作り出した謎めいたチョコレート工場がありました。

 

工場への出入りはなく、内部の様子は誰も知らなかったのですが…ある日、ウォンカは「チョコに入っている金のチケットを当てた5人の子供を工場に招待する」と発表。

 

世界で金のチケット争奪戦が始まりますが、1年に1度しかチョコを買えないチャーリーが手にできるはずもなく、裕福な家の子供が次々にチケットを手に入れていきます。

 

そして全ての金のチケットが見つかった日、チャーリーが偶然購入できたチョコレートの包み紙を開けてみると、そこには光り輝く金のチケットが入っていて…。

 

予告動画


www.youtube.com

 

動画リンク

  

映画『チャーリーとチョコレート工場』の感想

 

【面白ポイント】

  • チャーリー家が羨ましい
  • 映像もセリフも面白い
  • コメディ×トラウマなストーリー

 

チャーリー家が羨ましい

チョコレートが買えるのは年1というくらい貧乏で、家はボロボロで手狭だけど笑顔と愛に溢れているチャーリー家は、個人的にはすごく幸せそうで羨ましかったですね。

 

家はボロボロ・お金はない・ご飯も質素…でもお母さんが一生懸命に料理をつくってくれて家族仲が良くて、お父さんは息子のためにお土産を持ってきてくれる。

 

狭い家だからこそ家族との距離は近いし、会話やコミュニケーション、愛情や思いやりが常にあって…良い家族ですよね。

 

今作はどうしてもチョコレート工場の意味不明な世界観や奇っ怪さが目立ちがちですけど、個人的には冒頭のチャーリー家族がすごく輝いて見えました

 

もちろんお金は大切ですし、プライベートの確保できる広い家や栄養のあるご飯も必要でしょうけど…。

 

お金があっても家族仲が良くないのは空っぽで寒々しいし…家族仲はお金では買えませんからね。

 

努力だけではどうにもならない家族愛を当たり前に持っているチャーリーは、確かに世界で一番の幸せ者かもしれないと…しみじみと思いました。

 

なのでどちらかといえば家族愛や幸せな家庭も感じられるような映画がお好きな方におすすめしたい映画でしたね。

 

映像もセリフも面白い

ウォンカやウンパルンパのストレートな言葉選びから、セリフやキャラクターにマッチした表情といった映像も良くて、めちゃくちゃ面白かったです!

 

 

ウォンカがいちいち突っかかってくるマイクにムッとして「モゴモゴ喋らないで!何言ってるか全然分からない!」って子供のような皮肉を言い返しているシーンや…。

 

ベルーカがダストシュートに落ちる時に言った「おや、まいったな。中身が全然ダメだったみたいだ」という全く参っていない表情と言い回しがすごく好きでしたね。

 

見た目は大人だけど内面は子供のまま止まっているような悪口や皮肉が、笑えるだけでなくストーリーやキャラクターともちゃんとマッチしていて良かったです。

 

まぁ…自分の身近には絶対にいてほしくないタイプですけどね。

 

あとはウンパルンパの悪口&悪意100%のストレートな歌詞と、何も考えていなさそうな無表情さ、リズミカルなダンスもめちゃくちゃ良かったし…。

 

子どもたちの意地の悪い表情やセリフと、相反する幼い話し方や笑顔のギャップもすごくリアルで好きでした。

 

特にバイオレットとベルーカの「友達になりましょう」「親友にね」と作り笑いをした後、スッと真顔になりつつも腕を組んでいるのが最高に面白かったですね。

 

何というか小さくても女!って感じがして…おませさんを通り越した大人顔負けの対応が、個人的にはめちゃくちゃツボでした。

 

映画としてのストーリーが面白いのはもちろんのこと、吹き替え声優含めキャスト陣が最高だったからこその面白さでしたね。

 

なのでどちらかといえばストーリーからセリフ・映像まで面白い映画をお探しの方、ブラックジョークの効いたセリフがお好きな方におすすめしたい映画でした!

 

コメディ×トラウマなストーリー

昔は頭空っぽにして楽しめるコメディ映画だと思っていましたが、自身の年齢や状況が変わったことで笑いの影に潜むトラウマを強く感じるようになりましたね。

 

ウォンカが「両親」という単語が言えなくなっていたり、些細なことで過去の出来事がフラッシュバックしたり戸惑うようになってしまったりと…。

 

家族というものに対してすごいトラウマを抱えていて、思い出したくないのに心にずっと引っかかって忘れたいのに忘れられない感じがすごく共感できました。

 

子供の頃の出来事が大人になってもずっとまとわり付いていて、トラウマゆえに新たな挑戦や夢をも失いかけて…。

 

結局のところ、トラウマから逃げるだけじゃダメというか…前を向くためには、いつかはトラウマと向き合わなければならないというのを強く感じましたね。

 

トラウマと向き合うっていうのは一概にトラウマの源である家族に会いに行くことだけではなく、新しい家族をつくるとかカウンセリング・知人に相談するとか…。

 

ただ逃げるだけじゃなくて、自分の中でもう二度と会わないと決断することでも良いから、何がしかでトラウマに決着をつけることが大事なのかなと思いました。

 

何というか今作は子供や親に説教するとか学ばせる映画というよりも、大人にも映画を楽しませつつトラウマと向き合うきっかけを与えてくれるような映画でしたね。

 

だから人によってはただただ面白おかしく楽しめる映画で、人によっては何か感じるもののある映画になっていたのかなと思います。

 

なので今作はただ笑える映画をお求めの方だけでなく、何かトラウマを抱えている方、家族について悩んでいる方にもおすすめな映画でした!

 

映画『チャーリーとチョコレート工場』の考察

 

【考察ポイント】

  • ピンク羊のシーンの意味
  • 拾ったお金でチョコを買った理由
  • ラストの意味&伝えたいこと
  • ウォンカが子供を追い出した理由
  • 子供たちのその後

 

ピンク羊のシーンの意味

ピンク羊の紹介シーンでウォンカが急に黙ったのは、話すとスパイやベルーカの時のように羊が攫われたり危害を加えらたりするかもしれないと考えたからだと思います。

 

そもそもあのピンク羊はおそらく綿あめの原材料というか…羊のピンクの毛が綿あめになっていて、あれを刈り取って商品にしていたのでしょう。

 

最初の方では牛をムチで打つことでホイップクリームにするというシーンがありましたから、ピンクの羊もお菓子作りの原材料の一部だったのだと思います。

 

ただそれを「ノーコメントで」とあえて隠していたのは、工場の大切な羊を守るため

 

過去にはスパイに大切なレシピを持ち出され、工場案内の際にはベルーカにリスを誘拐されそうになっていたのが…ウォンカにとってはトラウマだったのでしょう。

 

ウンパルンパや工場のために後継者を探すような行動力と思いやりのあるウォンカですから、同じようなことがもう起こらないようにという配慮だったのだと思います。

 

他の部屋の物は持ち出されようともレシピが分からなければ誰も真似できないですけど、羊は連れ去られてしまったらもう取り返しがつかないですからね。

 

ベルーカのように欲しがる子がいるかも、オーガスタスのように卑しくかじりつく子がいるかもしれない…全ては羊を守るためのノーコメントだったのだと思います。

 

拾ったお金でチョコを買った理由

チャーリーが5枚目の金のチケット所有者が見つかった後に、拾ったお金を持ってすぐにチョコを買いに行ったのは、純粋にチョコが食べたかったからだと思います。

 

金のチケットのためじゃなくチョコのため、お誕生日の時だけ食べられる特別な食べ物をちゃんと味わうためだったのではないかな。

 

誕生日のときもおじいちゃんのへそくりをもらったときも、チャーリー含め家族は金のチケットを楽しみにチョコを買っていましたからね。

 

そのせいでチョコの特別感とか、チョコを食べられる喜びが薄れてしまっていて…金のチケットが入っていないという落胆の方が強くなっていました。

 

それが嫌だったからこそ、金のチケットの考えなくて良くなった今だからこそ…。

 

チャーリーは大好きなチョコレートのために、ただ純粋にチョコレートだけを楽しみ味わうために、お金を拾ってすぐにチョコを買いに走ったのではないかなと思います。

 

ラストの意味&伝えたいこと

個人的にはラストにはトラウマを克服するためには親身になってくれる人が大切、成功の秘訣は自分に正直に生きることが大切という意味が込められていたのだと思います。

 

ウォンカは家族や父親にトラウマを抱えていましたが、親身になってくれるチャーリーが父親の元まで同行してきてくれたことで克服することができました。

 

ウォンカ1人だったら父親の元にそもそも行かないでしょうから…トラウマと向き合うためには、側にいてくれる人の存在が大切だったということでしょう。

 

そしてチャーリーもウォンカも自分に正直に生きたからこそ、大きな成功を収めることができていました。

 

ウォンカはチョコが大好きで親の反対を押し切って飛び出し、大好きなお菓子の研究を重ねたからこそ独創的なアイディアを生み出して大きな成功を収めましたし…。

 

チャーリーはチョコが大好きで買いに言ったからこそ金のチケットを手に入れたし、家族のために工場を継ぐのを拒否したからこそ家族も工場も手にできました。

 

何というかワガママとはまた違う、自分にとって他に代えがたい大切な人や物のために信念を貫くことが重要という意味が込められていたのではないかなと思います。

 

ウォンカが子供を追い出した理由

ウォンカがわざわざ集めた子供たちを追い出していたのは、自業自得な姿を楽しみつつ後継者にふさわしくない人間を選別していたからだと思います。

 

ウォンカの求める人材は自分のようにチョコやお菓子が大好きで、ウンパルンパや工場を大切にしてくれる子供。

 

人選をミスると自分の宝とも言える工場やレシピが外部に売られてしまったり、ウンパルンパが迷惑を被ることになりますからね…慎重に選んでいたのでしょう。

 

というかウォンカの希望に沿わない子供は、自分勝手な行動をして工場を巡る内に自滅していくだろうと考えていたのだと思います。

 

だからウォンカは時折子供たちに自由を促したり、危険な目に合っていても放置したりして勝手に退場するのを待っていたのでしょう。

 

ただ追い出すだけではなく子供たちを自滅させていたのは、ウンパルンパもウォンカもイタズラ好きの意地悪だからだと思います。

 

他人が入ってくることのない工場内では、自滅していく子供が自業自得な目にあっているのは滅多に無いエンターテイメントだったのでしょう。

 

だからウォンカは後継者にふさわしくない子供を放置し、ウンパルンパは子供のことを調べ上げて歌とダンスを用意していたのだと思います。

 

子供たちのその後

子どもたちは一時的に不運な目には合っていますが、今回の事がきっかけで両親が目を覚まして少しずつ幸せな方向に向かっていくのではないかなと思います。

 

オーガスタス

最初のぽっちゃり系男子・オーガスタスはチョコレートまみれになっても気にしていませんでしたが、母親がそれを諌めるようになっていました。

 

母親は彼が欲しがるままにお菓子を与え、ぽっちゃりしていようとも特に気にしていませんでしたが…。

 

今回、食欲旺盛なために川に落ち溺れてしまったことから、このままではいつかこの子は食欲で命を落としてしまうと危機感を感じたのでしょう。

 

今後はオーガスタスに欲しがるままにお菓子を与えることはせず、スイミングにも通わせて同じことが起きないように食欲・体重を制御するのではないかなと思います。

 

バイオレット

親子揃って野心家なガム少女・バイオレットは真紫の軟体人間になったことで、虚栄心にまみれた母親のプライドが打ち砕かれたのではないかなと思います。

 

最初のインタビューで娘と一緒にグイグイ前に出ていたことを思うと、おそらくバイオレットの母親は自身の功績を披露して喜びを感じるタイプの人間だったのでしょう。

 

そして母親にとっては自分にそっくりな娘の功績も、自分の功績の一部だったのだと思います。

 

「自分の血を引いているからこその優秀さ・向上心」「私の若い頃にそっくり」みたいな感じで、娘をきっかけに自分の功績を広めることに喜びを感じていたのでしょう。

 

でもその娘が真紫な姿になってしまっては、娘がたとえ功績を残したとしても「母親に似ているから」「優秀な美女親子」という言葉には続かなくなってしまう

 

こうして母親の虚栄心が砕かれましたが、バイオレットは軟体であることを楽しんでいるようなので…。

 

今後は母親の目や功績を残すことに固執せず、のびのびと自分の好きなことに挑戦していくようになるのではないかなと思います。

 

そしてバイオレットはガムの影響で紫色に染まっていましたが、あれは時間経過と共に薄れていくのではないかな。

 

ずっと味のするガムと言っても口から出してしまえば、しばらくは余韻が残るものの自然と味はなくなっていくはずですから、身体も同じように元に戻ると思います。

 

ベルーカ

お金持ちのわがままお嬢様・ベルーカは、彼女のわがままを許しすぎたばかりに2人とも危険な目にあったことで、父親がこのままでは良くないと目を覚ましていました

 

もしダストシュートに落ちた時に焼却が始まっていたら、ゴミが底に溜まっていなかったら…ダストシュートに落ちた時点で命を落としていてもおかしくありませんでした。

 

ゴミまみれになったこと自体もプライドズタズタだったでしょうが、何よりも娘と自分の命が危険に晒されたことの方が強かったのではないかな。

 

なので今後は娘の一方的なわがままは聞かず、節度ある会話をして必要な物だけを与えて…娘の安全のためにも正しい成長を促していくのではないかなと思います。

 

マイク

大人ぶっていた生意気ちびっ子・マイクはペラッペラな高身長になったことで、他人の言うことを聞かずに自分勝手な無茶はするべきではないと理解したと思います。

 

自分勝手なことをしても何とかなる、自分は大人よりも賢いから何をしても許されるという、賢さ故の暴虐武人っぷりは控えるようになるのではないかな。

 

そして息子の勝手を強く注意することができずにいた父親も、息子を止められなかったばかりに危険な目に合っているのを目の当たりにしたことで変わったでしょう。

 

今後は親子共々、頭の良さに慢心するのではなくちゃんと対話をして、周りの人に確認して時にはちゃんと注意して、良好な関係を築いていくのではないかなと思います。

 

マイクのペラッペラなボディも、バイオレットと同じように時間経過で少しずつ治っていくことでしょう。

 

飴を大きく引き伸ばしたとしても縦にしておけば重力に負けてその内下に落ちてきますし、時間が経てばいつかは溶けて小さくなっていくものです。

 

だからペラッペラなマイクも、時間経過と共に元の身体に縮んで戻るのではないかなと思います。

 

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まとめ

 

観る時の年齢や状況によって感想が変わる映画で…でもやっぱり何度観ても面白いと感じる映画で、好きだなぁと改めて思いました。

 

ファンタジーな世界観と皮肉の効いたセリフや表情のギャップが最高に面白いので、大人も頭を空っぽにして笑いながら楽しめるような映画です。

 

なのでどちらかといえば考えさせられるけど面白さもあるような映画がお好きな方、何度観ても楽しめる映画がお好きな方におすすめの映画でした!

 

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