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映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の感想・考察 ラストの意味

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(吹替版)

 

魔法動物が大好きな魔法使いの奮闘を描いた映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』。

 

面白かわいい魔法動物・魔法などのファンタジーさの中に、しっかりと現実的な要素が盛り込まれていることで物語に入り込んだような感覚で楽しめる映画でした。

 

どちらかといえばファンタジー×現実な世界観やストーリーがお好きな方、面白かわいいファンタジー世界の生き物がお好きな方におすすめ!

 

 

映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の作品情報

 

あらすじ

ヨーロッパを襲撃した闇の魔法使い・グリンデルバルド、魔法使い追放活動をする人間(ノー・マジ)組織・新セーレム救世軍の存在によって混沌とするニューヨーク。

 

そんなニューヨークに魔法動物の保護活動をしながら本を執筆中の魔法使い/ニュート・スキャマンダーは、たくさんの魔法動物をトランクに入れてやってきました。

 

しかしひょんなことから魔法動物が逃げ出してしまい…その子を追う内にパン屋開業を目指すノー・マジの男性、ジェイコブ・コワルスキーのことを巻き込んでしまいます。

 

魔法生物は捕まえられたものの騒ぎを起こし、ジェイコブの記憶も消しそこねてしまったニュートはアメリカ合衆国魔法議会(MACUSA)に捕まってしまいました。

 

ニュートを捕まえたのは元『闇祓い』で、現在は『魔法の杖認可局』に勤めながら新セーレム救世軍を追う女性/ティナ・ゴールドスタイン。

 

しかしニュートのトランクとジェイコブのトランクを取り違えていて、ジェイコブが魔法動物に襲われたこと、トランク内の魔法動物が出てしまっていることが発覚します。

 

ニュートたちは体調不良にみまわれているジェイコブをこのままにはできないと、ティナと彼女の妹・クイニーが住むアパートへやってきました。

 

一方、新セーレム救世軍に所属する青年/クリーデンス・ベアボーンは、路地裏でMACUSAの長官/パーシバル・グレイブスと怪しげな会話をしていて…。

 

予告動画


www.youtube.com

 

動画リンク

 

映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の感想

 

【面白ポイント】

  • ファンタジー×現実な世界観
  • おもしろカワイイ魔法動物
  • 魔法使い×人間の友情と恋愛

 

ファンタジー×現実な世界観

今作は魔法使い・魔法動物などの夢いっぱいなファンタジー世界と、魔法使いと人間との隔たり・法律・差別などの現実的な部分が同居している世界観で面白かったです。

 

今作の前シリーズにあたる映画『ハリー・ポッター』シリーズは、どちらかといえば夢いっぱいなファンタジー映画でした。

 

マグルに対する差別・家柄などの格差はあるものの、基本的には差別というよりも個人の考え方の問題が大きかったので…そこまで差別感は強くなかったように思います。

 

それに対して今作は差別している側・差別されている側、お互いがお互いに恐怖し嫌悪しているような印象が強くて現実世界に似たものを感じました

 

ノー・マジ(非魔法使い族)という人間に対する呼び方も、魔法を使えない人間の方がおかしいというような言い方で…差別が強い感じがありましたね。

 

また魔法使いと人間だけでなく、人間内部でも見下す・差別・格差などがあって…思ったよりも夢いっぱいとは言い難い世界観だったかなと思います。

 

ただ、そんな差別が多くなってしまうのも理解できなくはなかったです。

 

人間からしたら理解を超えた現象や存在は怖いし、魔法使いからしたらすぐに数の暴力で排除・暴走する人間は怖いですもんね。

 

個人的にはファンタジーな世界観の中にあるこの共感しやすい現実味というのは、良かったかなと思います。

 

なのでどちらかといえばファンタジー×現実な世界観がお好きな方、人間から見た魔法使い・魔法使いから見た人間という視点の違いがお好きな方におすすめな映画でした。

 

 

おもしろカワイイ魔法動物

翼の生えた蛇のような見た目をしたオカミー・キラキラした物をポケットに集めるモグラのような見た目をしたニフラーなど…面白かわいい魔法動物がいっぱいでしたね。

 

その他にも鮮やかな見た目で毒を持つスウーピング・イーヴル、嵐を呼ぶサンダーバードなどもいて…。

 

前作の映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』のときも思いましたが、今シリーズの魔法動物はとにかくかわいい!

 

ちょっといたずらっぽい子がいたり、やっかいな習性を持っている子もいたりはしますが、すごく神秘的でキレイで、そして可愛くて強くて良かったですね。

 

まるで実在するかのように自由に動き回っていて、CGであることを忘れそうになるぐらい個人的には好きでした。

 

それだけにサンダーバードのフランクとの別れのシーンとか、グレイブスにトランクを奪われたシーンとかはすごく切なかったですね。

 

「ひどいことをしないで」「危険じゃない」と取り乱すニュートと、一緒になって不安になってしまうほど共感してしまいました。

 

ただラストではみんな取り戻すことができたし、トランクの中に戻ったり外の世界に帰っていったり…ハッピーエンドで本当に良かったですね。

 

なのでどちらかといえば面白い習性を持ったかわいい魔法動物がお好きな方、主人公と一緒に魔法動物で一喜一憂できるような映画がお好きな方におすすめな映画でした。

 

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魔法使い×人間の友情と恋愛

2を観た時は1を観ていなかったから、人間と魔法使いが仲良しなこともあるんだなぁ〜くらいの感想でしたが…今作ではそれがすごく特別なことだったんだと感じましたね。

 

1で改めて人間側の視点が観られたことで、人間が魔法使いのことを恐れていることも、魔法使いが人間を恐れていることもよく分かりました。

 

だからこそ魔法使いたちは人間にバレないようにするための法律をつくり、同じ世界に住みながら世界線を分けて住んでいたわけですよね。

 

そんな世界線を飛び越えて、魔法使いと人間が友達になったり恋をしたりするのってとても特別なことだったのだなぁと改めて感じました。

 

特にジェイコブとクイニーの恋模様は、すごくロマンチックで良かったです。

 

最初はクイニーが心を読んで一方的に話しかけて、ジェイコブは見惚れているだけだったけど…ジェイコブはそれを拒絶することはありませんでしたからね。

 

拒否はしたけど拒絶ではない…それが結構な違いに感じて、何というかジェイコブという男の懐の深さを感じました。

 

せっかくそんな2人が出会って仲良く過ごしていたのに別れがあって、でも2人の関係が切れたわけではなく今後も続いていくのが感じられるラストで…。

 

まるで少女マンガを読んでいる感覚で楽しめる切なく、ほっこりとする恋模様で実に良かったです。

 

なのでどちらかといえば禁断の恋・許されざる恋がお好きな方、少女マンガのようなロマンチックな恋模様がお好きな方におすすめな映画でした。

 

映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の考察

 

【考察ポイント】

  • グリンデルバルドの目的
  • ラストのジェイコブの記憶
  • クリーデンスの正体
  • グレイブスの正体

 

グリンデルバルドの目的

グリンデルバルドはオブスキュラスを仲間に引き入れてから人間と戦争を起こし、人間を倒して魔法使いが上位の存在になろうとしているのではないかなと思います。

 

冒頭でグリンデルバルドの記事が出たのと同時に、『魔法使い追放運動』『このままでは人間と戦争』と書かれた記事もあったので…。

 

魔法使いを追放しようとする人間にうんざりして、各地を襲撃しつつ逆に追放しようとしているというか…機会を伺っているのではないかなと思います。

 

ラストでも「ドブネズミのようにコソコソと本当の自分を隠さねばならない」「正体を知られないようにビクビク怯えなければならない」「誰を守るための法だ?」と…。

 

人間ばかりがのさばり、魔法使いが常に気を張ってコソコソと隠れながら暮らさなければならないことにかなりの不満を抱いているような発言がありましたからね。

 

ただ…人間は魔法使いよりも数が多く、自分とは違った存在をとことん嫌悪・排除しようとする節があるから、そのまま戦っても数の暴力に負けてしまう可能性が高い。

 

そこでオブスキュラスという、抑制に抑制を重ねたことで強力な力を得た魔法使いの力が必要だったのでしょう。

 

つまり現状に不満を抱いたグリンデルバルドはオブスキュラスを仲間に引き入れ、人間を倒して魔法使いにとって自由な世界を得ようとしていたのではないかなと思います。

 

ちなみにグリンデルバルドの目的については続編映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』で語られています。

 

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ラストのジェイコブの記憶

ジェイコブの記憶はラストで降らせた『記憶を消す薬』を含む雨の効果が効いているものの、断片的に記憶が残っているのではないかなと思います。

 

ラストでサンダーバードに持たせていたあの薬は、スウーピング・イーヴルの毒を薄めてつくった『悪い記憶を消す薬』でしょう。

 

ジェイコブをトランクに招待したときにつくっていましたが、その後使った様子がなかったのでジェイコブに使わなかったものを取っておいたのではないかな。

 

そしてその薬を含む雨の効果によって魔法や魔法使いに怯える人々、街が壊れていくさまに恐怖した人々の記憶を消すことができたのだと思います。

 

ただジェイコブにとって魔法使いに関する記憶が、全て悪い記憶というわけではないので…断片的に記憶が残っているのではないかな。

 

トランクの中で観た魔法動物、ニュートと友達になったこと、クイニーと出会ったことも彼にとっては良い思い出のはずですからね。

 

だからこそ念願のパン屋を開いたときに、あの時に見た魔法動物たちをモデルにしていたし、オカミーの卵の殻もパン屋開店のために受け取ったのではないかな。

 

ただ良い思い出の背景に魔法動物に襲われたこと・街が壊されたこと・記憶を消されることなどが絡んでしまっているため、覚えているのは本当に断片的なことでしょう。

 

つまりジェイコブにとって魔法動物・ニュート・クイニーのことは悪い記憶じゃないから、『悪い記憶を消す薬』を受けても記憶が断片的に残っているのだと思います。

 

ちなみにジェイコブの記憶については続編映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の冒頭で語られてるので興味のある方はそちらを。

 

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クリーデンスの正体

クリーデンスは新セーレム救世軍教祖の養子で、オブスキュラスを宿しながら10歳以上生きれるほど強い潜在能力を持った魔法の使えない青年だったのだと思います。

 

クリーデンスは新セーレム救世軍教祖の女性/メアリー・ルー・ベアボーンの養子で、実母は魔法使いだったようです。

 

メアリー本人も「お前の母ではない。お前の母は魔女だ」と言っていましたし、グリンデルバルドもメアリーのことを継母と言っていましたからね。

 

実の両親は魔法使いとしか語られておらず、なぜ養子に出したのかなどは今作では語られていませんでした。

 

養母は魔法使いを嫌悪していて、もしクリーデンスが魔法など使おうものならベルトで打たれるだけでは済まないでしょうから…。

 

魔法を間違っても使わないように、魔法使いである自分を出さないようにと押さえつけていた結果…オブスキュラスを宿すまでになってしまったのだと思います。

 

ただクリーデンスは魔法使いだけど魔法を使えない『スクイブ』と言われていたので、魔法を使おうと思っても使えなかったのですけどね。

 

クリーデンス本人はグリンデルバルドに言われるまで知らなかったようですから、そうとは知らずにずっと自分を押さえつけていたのでしょう。

 

そしてクリーデンスが憎いと思っている人物・場所などを、オブスキュラスが彼の意思とは無関係に破壊して回っていたのでしょう。

 

宿すと10歳以内に命を落とすと言われているのにクリーデンスが10歳以上まで生きていたのは、オブスキュラスに負けないだけの潜在能力があったからではないかな。

 

魔法を使う力はなくとも、体内には絶大な魔力・素養のようなものを持っていたのだと思います。

 

クリーデンスが強い力を持っていたのは彼の両親もしくは家系が、強い魔力を宿している魔法使いだったからではないかな。

 

つまりクリーデンスはセーレム救世軍教祖の養子であり、オブスキュラスに耐えられる潜在能力をもつほどの出自だったのではないかなと思います。

 

ちなみに彼の出自に関しては次作の映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』で語られているので興味のある方はぜひそちらを。

 

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グレイブスの正体

本物のパーシバル・グレイブスは消されたかどこかに捕まっていて、グリンデルバルドがオブスキュラスを探し出すためになりすましていたのではないかなと思います。

 

グリンデルバルドの目的はオブスキュラスを宿している人物を探すこと、そのために議会の関係者になりすましたかったのでしょう。

 

つまりグリンデルバルドはオブスキュラスの情報を得るため、議会所属のグレイブス長官になりすましていたのだと思います。

 

グレイブスならば強い権限を持ちつつ、ある程度自由に動き回っても文句を言われることはないので選ばれたのでしょうね。

 

ラストのニュートのレベリオ

ラストでニュートがグレイブスにレベリオ(おそらく魔法解除の魔法)をかけたのは、長官が本物ではない可能性がある・操られているかもと考えたからだと思います。

 

ラストのグレイブスは魔法使いが迫害されていることに強い抵抗感を示したり、議会にいる人間でありながら法律に疑問を呈したりと…明らかに様子がおかしかったです。

 

それ以前にもニュートが保護した別のオブスキュラスを役立たずと言ったりしていたので、ニュートはグレイブスのことを不審に思っていたのでしょう。

 

グレイブス自体を不審に思っているというよりかは、グリンデルバルド派の人間に操られている・なりすまされている可能性を疑っていたのではないかな。

 

つまりラストでニュートがグレイブスにレベリオをかけたのは、本物の彼ではない可能性・操られている可能性を疑っていたからではないかなと思います。

 

映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の関連作品

 

 

 
今作の前シリーズ。
幼いダニエル・ラドクリフがかわいいですね。名作の始まりをご覧あれ!

 

 

 
ファンタビシリーズの2作目。
話がかなり繋がっているので、1がお好きな方には2もおすすめです。

 

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まとめ

 

2→1の順番で観ましたが、前日譚感覚で楽しむことができてこれはこれで良かったかなと思います。

 

魔法動物が面白かわいいし、ストーリーも思ったよりも現実的な部分が多くて親近感・共感しやすさもあって面白かったです!

 

なのでどちらかといえばファンタジー×現実な世界観がお好きな方、面白かわいい魔法動物がお好きな方におすすめな映画でした!

 

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