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映画『グリーンブック』の感想・考察 マットレスに触るなの理由&翡翠を持つ理由

グリーンブック(吹替版)

 

天才ピアニストとボディーガードの旅を描いた映画『グリーンブック

 

差別をテーマにした映画なので観る前は不安でしたが…想像以上に親しみやすく笑えるコンビになっていたし、心に刺さるシーンも多い映画でスゴく面白かったです!

 

どちらかといえば真逆な2人が名コンビになる映画がお好きな方、最初から最後までちゃんと楽しめる面白い映画がお好きな方におすすめ!

 

 

映画『グリーンブック』の作品情報

 

あらすじ

1962年、ニューヨークのナイトクラブの用心棒/トニー・”リップ”・バレロンガ。

 

店で暴れる酔っ払いの排除からボスの送迎までこなしていたのですが、勤めているナイトクラブが改装のため閉店し、2ヶ月の間職を失うことになりました。

 

愛する妻/ドロレスと子どもたちを養うため、トニーは小遣い稼ぎをしながら新しい仕事を探し始めます。

 

知人の紹介で決めた仕事は…差別の色濃い南部を巡るコンサートツアーの間、アフリカ系男性の天才ピアニスト/ドクター・ドナルド・シャーリーを守る用心棒。

 

最初は難色を示していたものの、結局トニーは高い報酬と引き換えにドクと8週間にも及ぶ長い旅に出ることを決意したのですが…。

 

予告動画


www.youtube.com

 

リンク

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映画『グリーンブック』の感想

 

【面白ポイント】

  • 親しみやすく笑えるコンビ
  • 心に刺さる映画で面白かった!

 

親しみやすく笑えるコンビ

粗暴なボディーガード/トニーと生真面目なピアニスト/ドクのコンビが、めちゃくちゃ親しみやすく笑えるコンビで面白かったです!

 

差別的なテーマの映画なのでキツイ表現や印象的なシーンがあったりはしますが、基本的にはキャッチーなギャグテイストで笑える映画でした。

 

トニーはチンピラみたいな悪さはするしおしゃべりでガラは悪いけれど、家族愛に溢れ、人から愛される親しみやすさ・人柄の良さがあるキャラで良かったですね。

 

何というか敵対する人間には厳しいけど、友好的な人や知り合いには愛情深い人で…すごく魅力的なキャラクターでした。

 

ドクの方は世間知らずのお坊ちゃまのような生真面目さ、不正・不潔を許さない潔癖さのある男でしたが…どこか可愛らしさのあるキャラで、これまた良かったです。

 

そんな2人が出会い…下品なくらいの粗暴さと上品過ぎる潔癖さで最初はちぐはぐだったコンビが、だんだん良き友人になっていく姿はとても微笑ましかったですね。

 

印象としては映画『最強のふたり』に似ていました。

 

真逆な2人が合わさってめちゃくちゃ親しみやすく面白いコンビになっていくストーリー展開、ちぐはぐな2人が友人になっていく関係性がよく似ていましたね。

 

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心に刺さる映画で面白かった!

笑いあり・悲しみあり・友情あり・差別ありと盛り沢山な映画で、考えさせられる部分がありながらもちゃんと楽しみやすさがあって面白かったです!

 

差別をテーマにした映画なので笑えないシーンもありましたし、考えさせられるシーンやセリフもありました。

 

個人的には「黒でも白でも、まともな男でもないなら私は一体何者なんだ?」というドクのセリフは心に来るものがありましたね。

 

何というか他人と自分を比べて落ち込んだり、自分って一体何なんだろうという悩みは肌の色を問わず現代にも通じるものがあって…思うところがありました

 

それでいて映画前半はキャッチーなギャグで笑わせ、中盤は悩み・葛藤に共感しながら共に考え、ラストはちゃんと笑顔で終われるような映画でスゴく面白かったです。

 

個人的にハッピーエンドでモヤッとしがちなタイプなのですが、今作は余計なことを考えずに「良かった!」と思えるような終わり方でスゴく良かったと思います。

 

何というか差別をテーマにした映画でありながら、比較的誰でも見やすいようなテイストの映画でしたね。

 

色々なことを感じ、思うところがあり悲しくなることもあるけれど…最後は「面白かった」の一言で締められる映画でスゴく良かったです!

 

なので少しでも興味のある方には、ぜひ観てもらいたいですね。

 

映画『グリーンブック』の考察

 

【考察ポイント】

  • ドクが男と捕まった理由
  • トニーが翡翠を持っていた理由
  • マットレスに触るなと言った理由

 

ドクが男と捕まった理由

ドクが男とあられもない姿で警察に捕まっていたのは、同性愛者であるドクがYMCAに入るのを通報した人がいたからではないかなと思います。

 

『YMCA』は同性愛者がしばしば利用する宿泊施設だったと言われていますし、そこで男性とあの格好で2人きりだったことを思うとドクは同性愛者だったのでしょう。

 

字幕版で警察がドクに対し言っていた「おばさん」という表現も、同性愛者を指した差別的な言葉だと思います。

 

さらに調べてみると今作の舞台である1962年頃のアメリカでは、同性愛者の性行為は『ソドミー法』という法律で禁止されていたそうです。

 

さらに1990年代までは同性愛は病気だと考えられており、同性愛について嫌悪・反対するような人たちもいたと言われています。

 

そんな同性愛について否定的な人間が、YMCAにアフリカ系アメリカ人であるドクが入っていくのを見て通報したのではないかな。

 

YMCAはキリスト教系の建物なのでただの通報ではなかなか捜査できないかもしれませんが、アフリカ系アメリカ人が…と通報すれば話は別でしょうからね。

 

つまりドクは2つの差別によって…アフリカ系アメリカ人であることを同性愛反対派に利用される形で通報され、警察に捕まっていたのではないかなと思います。

 

トニーが翡翠を持っていた理由

トニーが返したはずの翡翠を持っていたのは、返しに行くフリをした際に実はお金を置いて購入していたからではないかなと思います。

 

トニーは翡翠を無断で持ち帰るのを咎められた際にごまかしたり、罪を認めずに何とかして持ち帰ろうとしたりしていましたし…どうしても翡翠が欲しかったのでしょう。

 

もしかしたらドクの運転手をするにあたってもらったガイドブックがグリーンブックだったことから、旅先で見つけた緑色の石に何かの縁を感じていたのかもしれませんね。

 

だからお守りとして翡翠を絶対に持ち帰りたかったのでしょう。

 

ただトニーはポイ捨てを咎められた際にわざわざバックして取りに戻っていたし、何というか他人に咎められてまで犯罪行為をするような人間ではないように思います。

 

そしてドクもトニーとの旅で多少の柔軟さは手に入れたと言っても、犯罪まで許容するタイプではなさそうなので…。

 

もしトニーが石を購入せずに持っていたのだとすれば、ラストのように翡翠について笑顔で話すことはないように思うのですよね。

 

なので2人のキャラクターの性格を考えると、翡翠は返すフリをしてお金を置いて購入したからこそ持っていたのではないかなと思います。

 

マットレスに触るなと言った理由

トニーが拘置所でずっと床に座り込み、ドクに「マットレスに触るな」と言っていたのは時代的、もしくは差別的に拘置所内が不衛生だったからではないかなと思います。

 

ドクが触ろうとしてたマットレスは赤っぽいシミが付いていて、お世辞にもキレイとは言えない見た目でしたし…洗濯されていない物だったのではないかな。

 

時代的に犯罪者への扱いが悪く不衛生だったのか、もしくはアフリカ系アメリカ人だからと不衛生なマットレスを用意されていたのかもしれませんね。

 

それが分かっていたからこそ、トニーは床に座り込んでマットレスに触らないようにしていたのだと思います。

 

床は汚くても座るだけなら布越しなので問題ないですし、汚れや病原菌を吸い込んで繁殖させている可能性も布製品よりかは低いでしょうからね。

 

普段の冷静で潔癖なドクであれば言われなくても気付いたはずなのに、怒りで冷静さを欠いて気付いていたなかったからトニーが助言していたのでしょう。

 

つまりトニーが「マットレスに触るな」と言ったのは、時代的・差別的に拘置所内のマットレスが不衛生だったから潔癖症なドクのために助言していたのだと思います。

 

映画『グリーンブック』の関連作品

 

最強のふたり (吹替版)

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今作がお好きな方に!
真逆な2人が面白いコンビになっていく感じが今作とよく似ています。

 

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まとめ

 

差別をテーマにした映画ということで観る前は不安でしたが…予想外にギャグ・ポップさ・微笑ましさのある映画で、最初から最後までちゃんと楽しめる映画でした!

 

それでいて現代人にも通じる悩み・葛藤が感じられるので、心に刺さるシーンやセリフもあって…めちゃくちゃ面白かったです。

 

なので真逆な2人が名コンビになる友情ストーリーがお好きな方、興味はあるけど観るか悩んでいるという方にもぜひともおすすめしたい映画でした!

 

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