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映画『鳩の撃退法』のネタバレ感想・考察 ラストの意味&どこからが嘘なのか&タイトルの意味

鳩の撃退法

 

偽札・一家失踪事件に巻き込まれた男が書く小説をテーマにした映画『鳩の撃退法』。

 

何も考えずにストーリーを追いかけることができる面白さ・人によって解釈の異なる視聴後の考察まで楽しめる、満足感のある面白い映画でした。

 

どちらかといえば観やすいミステリー映画をお求めの方、人によってラストの解釈が変わる映画がお好きな方、考察好きな方におすすめ!

 

 

映画『鳩の撃退法』の作品情報

 

あらすじ

田舎でデリヘル嬢の送迎係をしている、元直木賞作家のよそ者/津田伸一。

 

古本屋の店主/房州老人から小銭を借りては「古本なんて読んでないで新作を書け」とどやされていました。

 

閏年の深夜、行きつけの喫茶店で『ピーター・パンとウェンディ』を読んでいた津田は、同じように本を読んでいた男/幸地秀吉に声を掛けます。

 

家に愛する妻と血の繋がらない娘がいるという秀吉と少しだけ会話をして、今度会ったら本を貸す約束をして別れましたが…この後、秀吉は妻子と共に失踪。

 

それから時は流れ…津田は東京でバーテンダーをしながら、これをモデルにした『フィクション』小説を書き、担当編集者/鳥飼なほみに見せていました。

 

話の続きはこうだ…秀吉は体調を崩した妻/奈々美の代わりに幼稚園児の娘/茜の送迎、店のバイトからの給料前借り要請、店に届く『荷物』の預かりの約束など大忙し。

 

家に帰れば妻から体調不良の原因はつわりだと、妊娠中だと告げられますが…そんなはずはない、今度は誰の子供だと絶望し、職場のバーに休む連絡を入れて家を出ます。

 

一方、2つの送迎を依頼された津田。

 

1つはデリヘル嬢/加賀まりこから貸していた3万円を返却してもらい、親しい知り合い/晴山次朗を内緒で『親しげな待ち合わせ相手』のいる無人駅まで送り届けること。

 

もう1つは勤め先のデリヘル『女優倶楽部』の社長/川島から、2人の幼い子連れでデリヘルの面接に来ていた女性/奥平南の送迎依頼。

 

そんな送迎を終えた瞬間、とても重要な出来事が起きていました。

 

『本通り裏の倉田健次郎』『秀吉一家失踪事件』『飛び立った3羽の鳩』『複数人の人生の変化』、そして『このことを小説に書く未来』…けれど、津田はまだ何も知らない。

 

予告動画


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動画リンク

鳩の撃退法

鳩の撃退法

  • 藤原竜也
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映画『鳩の撃退法』の感想

 

謎が謎を呼び、人と人とが絡み合っていく人生模様に巻き込まれていく過去の自分自身を小説にするというのが、実に面白いテーマで良かったですね。

 

謎の真相は?フィクションなのかノンフィクションなのか?…どんどん続きが気になる魅力的なストーリー展開でした。

 

最初はキャラの紹介・キャラクターの視点・過去と現在が入り乱れるので、しっかり観ておかないと置いていかれてしまいやすいですが…。

 

一度、キャラクター関係が自分の中で整理できれば、何も考えずにただただストーリーを追いかけることができるタイプのミステリー映画だったと思います。

 

作品として伏線は多く盛り込まれていますが、津田の人生においての巻き込まれ具合は、不運としか言いようがないほどの偶然というのも個人的には好きでしたね。

 

なんというか小説っぽくてあれこれ考えずに済むというか、ただただストーリーを追いかける一読者として映画を観られたのがすごく良かったです。

 

そしてラストにはネタバラシがちゃんとされていて、それでいて『本当の真実』は読者に委ねる。

 

考察の余地までしっかりと残された映画で、面白かったです。

 

傑作!鳥肌モノ!って感じではないですが、ただ面白かったなと、観終わった後に考察まで楽しんで満足感があるような映画だったと思います。

 

映画の印象としては映画『ブレット・トレイン』に似ていたかな。

 

不運な男が謎めいた事件に巻き込まれていく感じ・ただ無心でストーリーを追える小説っぽいテイストがよく似ていたと思います。

 

ただブレット・トレインの方がもっと仕組まれた伏線感・ミステリー感が強くて、ネタバラシされた時の衝撃も強かったかな。

 

◆あわせて読みたい◆

 

映画『鳩の撃退法』の考察

 

ダムで死んだ二人は誰?

ダム底から発見された車に乗っていた男女の遺体というのは、秀吉の妻/奈々美とその不倫相手/晴山次朗だったと思います。

 

新聞をよく見てみると『女性に目立った外傷はなし』『男性には殴られたような痕跡』と書いてあったので、奈々美・晴山の特徴と一致するかなと。

 

そして警察が一家失踪事件との関連性を調べているという話があったことを思うと、一家とつながる特徴…つまり奈々美だと思われる痕跡があったのでしょう。

 

なのでダム底から発見された車に乗った男女の遺体というのは奈々美と晴山のことで、二人は本通り裏の連中によって排除・処分されていたのではないかなと思います。

 

奈々美と晴山を排除した動機

奈々美と晴山が排除されたのは不倫したからではなく、秀吉のミスを肩代わりさせるというか、けじめの身代わりにするためだったのではないかなと思います。

 

秀吉は偽札を外に漏らすというヘマをやらかしたので、例え本通り裏のボス/倉田の兄弟分と言えども、けじめをつけなければならなかったのでしょう。

 

けれど倉田は秀吉を守りたかった…そんな時、都合よく奈々美が駆け落ちをしようとしたので、その件を利用しようとしたのだと思います。

 

一家失踪事件を起こし、ダム底から一家失踪事件と関連のありそうな男女の遺体が見つかる…そうすれば、秀吉にけじめをつけたと偽装できると考えたのでしょう。

 

駆け落ちしようとした晴山をボコボコにしていたのも、晴山と判別がつかないようにするため…秀吉に偽装させるためだったのではないかな。

 

つまり奈々美と晴山を排除したのは不倫したからではなく、秀吉のけじめを肩代わりさせるため・身代わりにするためだったのだと思います。

 

そもそも奈々美と晴山という人間を不倫の見せしめに排除するだけであれば、遺体は焼却場で燃やして完全に消し去るでしょう。

 

なのに水不足なダムに、一家失踪事件と繋がりそうな証拠を残して沈めたことを思うと…二人の遺体はあえて発見されるようにしていたのではないかなと思います。

 

本通り裏のボス/倉田と偽札

偽札は本通り裏がやっていたことではなく、倉田の所属している大本の組織がやっていたしのぎで、それを配下に配っていた物だったのではないかなと思います。

 

倉田は金嫌いという話だったし、津田が勘違いで送ってきた3千万円を寄付するような人物だったので…倉田が偽札をつくっていた・本人の意思で入手したとは考えにくい。

 

そしてあの偽札はもともと倉田がオーナーをしているバーに届けられた『荷物』で、その後、倉田の手に渡るはずの物でした。

 

そしてその荷物を下っ端ではなく、誰よりも信頼している兄弟分の秀吉に一時的に預けていたことを思うと、よほど大切な物だったように思います。

 

このことから、あの偽札はただの犯罪行為という以上の意味と価値を持つ物、もっと重要な鍵・証・割符のような物だったのではないかなと感じました。

 

とすると、倉田の意思関係なく押し付けられた…倉田よりもっと上、いわゆる闇組織の上層部が偽札を作っていて、それを配下に配っていた物だったのではないかなと。

 

配っていた理由は、偽札がもし世間にバレたらうちは終わるぞという連帯責任・仲間の証・脅しだったのではないかなと思います。

 

だからこそ倉田は自分・子分・兄弟分のために、何としてでも偽札を取り戻さなければならなかった。

 

舞台が田舎だったことを思うと、警察の手に渡っていた1万円に関しては、すでに裏から手を回して回収済みだったのではないかなと思います。あとは津田の持つ2枚だけ。

 

だから津田のことを執拗に追い回していたのでしょう。

 

つまり偽札は倉田の所属する組織のトップがやっていたしのぎで、バレれば警察沙汰の前に組織からの粛清を受けるから、回収しようとしていたのではないかなと思います。

 

タイトルの意味&小説を書いた理由

鳩とは秀吉一家+不倫相手の晴山+本通り裏のボス/倉田のことで、彼らの隠したい真実と自分を守るために小説を書いたから鳩の撃退法なのではないかなと思います。

 

そもそも偽札騒動は地元ではすっかり話題だし、今更真相を語られたところでどうしようもないわけだけど…秀吉一家失踪事件は別。

 

一家失踪事件は実際には起きておらず、実際は駆け落ち・隠居のタイミングが重なっただけなのですが、それを倉田は隠しておきたかったのでしょう。

 

偽札を漏らした秀吉には、けじめをつけさせてダム底に沈めたと、組の上層部に報告するから。

 

だから一家失踪事件の真相を知っている人間、特に奈々美と晴山の駆け落ち・秀吉と茜の生存を知っている人間がいるとマズイ。

 

けれど仮にも津田は元直木賞作家、さらには田舎では目立つよそ者、秀吉と出会ったカフェには沼本という知り合いもいる…消せば悪目立ちすることは間違いないでしょう。

 

だから消すことも見逃すこともできず、津田のことを高円寺まで執拗に監視し続けていたのだと思います。

 

津田が例えば「秘密を絶対に守ります」と誓った所で、彼らは信じてくれないでしょう。永遠に一家失踪事件の真実を知る者として追い回される運命。

 

だからこそ津田は自分を見張る彼らを追い払いつつ、自分の身を守るために小説を書いたのではないかなと思います。

 

一家失踪事件を描きつつも、あたかも『偽札』の方がメインテーマであるかのように書くことによって、読者の視線を偽札の方に向けさせる。

 

そして一家失踪事件は新聞にもなっているから事実だろうと、ならば偽札のことも実話なのだろうかと…勘ぐる余地を、一家失踪事件から偽札の方に移させます。

 

つまり倉田が真に隠しておきたい真実、一家失踪事件を上手く偽札事件で覆い隠した

 

そしてもしこの小説が出版された後に津田を監視・排除すると、この小説は実話をベースにしたフィクションから、一気にノンフィクション作品になってしまいます。

 

つまり読者の目線を反らした功績を作りつつ、自分を見逃していることこそフィクションの証拠になるぞとアピールしたのでしょう。

 

そしてそれを相手に分からせるために『鳩の撃退法』というタイトルをつけて、自分の周りをうろつくのは悪手だぞと強調したのではないかな。

 

つまり鳩とは一家失踪事件に関わった人間のことで、津田はその秘密を守りつつ『鳩』を排除して自分の身を守るために小説を書いたのではないかなと思います。

 

つがいの鳩の意味

倉田の「つがいの鳩が飛んでるのを見なかったか?」というセリフには、晴山・奈々美の駆け落ち、秀吉・茜の生存を知っているかという意味を含んでいたのだと思います。

 

偽札が回収できたとしても、一家失踪事件の真相が明るみになれば、倉田も秀吉も本通り裏の連中もただでは済まないでしょう。

 

そして津田はたまたま晴山の送迎をして、二人の駆け落ち現場を目撃していた…真実を知る可能性がある人物でした。

 

だから二人の駆け落ちを目撃したかと、そのことから秀吉・茜の生存を知っているのかと確認していたのではないかなと思います。

 

けれど直接的に聞いてしまうと、何も知らなかった場合に面倒なことになる…だからつがいの鳩という表現を使ったのではないかな。

 

冒頭で津田自身が言っていた『飛び立った3羽の鳩』というのも、偽札のことではなくダムに沈む奈々美・晴山・お腹の子供のことを指していたのではないかなと思います。

 

けれど偽札のことだとミスリードさせるために、あえて3羽の鳩という表現を使っていたのでしょう。

 

どこまでが現実で、どこからが嘘?

一家失踪事件の結末に関することが、全て嘘だったのではないかなと思います。

 

そもそも奈々美の駆け落ち+秀吉が仕事をヘマしたことによってあの土地にいられなくなったタイミングが重なっただけで、一家全員が失踪したわけではないのでしょう。

 

そして秀吉が駆け落ちしようとした奴らを見逃してくれと頼んだことも、晴山が車を暴走させたことも、家族で逃げ出したことも全てウソだと思います。

 

車で逃げ出す秀吉一家

秀吉一家が晴山が車を暴走させているスキをついて逃げだしたのも嘘…というか、あれは津田の願望だったのだと思います。

 

妻が子供を身ごもったことを『奇跡』だと言ったら嬉しそうにしていた秀吉ならば、きっと妻と子供を守ろうとするだろうと、相手も助けてくれと言うだろうと。

 

けれどどうにもならず、でもどうにかなってくれと願った秀吉はきっと手を叩いただろうと…そんな秀吉にハッピーエンドを迎えてほしいと津田が思って書いた結末。

 

けれど実際は妻の不倫相手が暴行を受けている時に止めになんて入らないし、妻である奈々美が連れて行かれるのも黙ってみていたのではないかなと思います。

 

だから本通り裏の連中にボコボコにされることもなかったでしょう。

 

そもそもあんなに秀吉を大事にしている倉田が、秀吉が暴行を受ける場面を黙って見ているわけがないと思いますし。

 

妻/奈々美はどうなった?

妻の奈々美は、ボコボコにされた晴山と共にダムの底に沈んでいると思います。

 

秀吉は他の男の子供を身ごもっていた奈々美を愛していて妻にしたし、血が繋がらないとしても娘のことを確かに愛していました。

 

けれど他の男から逃げようとして助けを求めてきた身ごもった女と、結婚後に浮気をした女とでは…意味合いが全く違う。

 

そして秀吉は『家族』を何よりも求めていて、妻と子供との生活に満足していました。

 

けれど奈々美は満足していなかった、だから浮気して、さらに駆け落ちしようとした…そんな奈々美を、秀吉は『自分の家族ではない』と切り捨てたのではないかな。

 

倉田がそうであるように、家族は絶対に自分を裏切らないと信じているのに裏切るから…男から逃げようとするのはこれで2度目だから、信頼を失って捨てたのでしょう。

 

今までは秀吉が奈々美を愛していたから守られていたけれど、その秀吉が見切りをつけたから奈々美はダム底に沈むことになったのではないかなと思います。

 

娘/茜はどうなった?

娘の茜は生きていて、秀吉と一緒にどこかでひっそりと暮らしているのではないかなと思います。

 

奈々美は秀吉を裏切りましたが、茜は血が繋がらなくても『秀吉』と自分を慕ってくれていました…だから茜を切り捨てることはしないでしょう。

 

血の繋がらない倉田と秀吉がたしかに家族であるように、秀吉にとっては茜も血が繋がらなくても家族

 

だからこそ茜は生きているし、倉田の支援を受けながら秀吉と一緒にどこかでひっそりと暮らしているのではないかなと思います。

 

ラストの意味&秀吉のその後

高円寺でピーター・パンの小説を届けに行った時、秀吉の乗り込んだ車に倉田が同乗していたのは、秀吉が津田の想像するような人物ではなかったということだと思います。

 

津田にとって秀吉はどこか疲れ切っていて、妻と血の繋がらない子供を受け入れた懐の広い優男、家に帰りたくない不運な読書家、同類というイメージだったのでしょう。

 

けれど実際は秀吉だって本通り裏の一員というか、倉田と同じ側の『裏』に生きる人間だった。

 

あの本を届けに来たのも昔の約束を果たすためなどではなく、倉田に改めて津田の顔を確認させるために指示されてやったことだったのではないかな。

 

そのことに、津田はラストになってやっと気がついたのでしょう。

 

秀吉は自分と同類などではなく、あっち側の人間だったのだと…鳩とは偽札のことではなく、あいつらのことだと。

 

だからこそ鳩の撃退法というタイトルを思いついたのでしょう。

 

津田は鳩という闇組織から逃げる・撃退する道を選んだけれど、秀吉は被害者ではなく悪側の人間、鳩という家族と共に闇に落ちていく道を選んだということだと思います。

 

お金を燃やすシーンの意味

3千万円が偽札だと思った津田が金を全部燃やすシーンは、小説を読んだ担当編集者/鳥飼なほみの理想的な展開、あくまでも想像だったのではないかなと思います。

 

津田は鳥飼と話しながら、現在進行系で小説を書いていました。

 

だから金が偽札だと知った鳥飼は、その金は処分するべきだろうと思った…それを具現化させたシーンだったのではないかなと思います。

 

けれど実際の津田はお金を燃やしていません

 

それに偽札を燃やす展開について「なぜ燃やす?」「それが倉田の望みに叶うか分からない」と苦言を呈していました。

 

なのでお金を燃やすあのシーンは小説を読んだ鳥飼の想像の中でのことであって、小説内・現実世界では起こってないワンシーンだったのだと思います。

 

沼本の「昨日の今日で」の意味

喫茶店の店員/沼本が、津田が小説に万札を挟んでいるのを見て「昨日の今日で悪趣味だ」と言っていたのは、偽札事件のことが田舎に知れ渡っていたからだと思います。

 

偽札事件とは、床屋/まえだに偽札があった…ということ。

 

津田はニュースを見ないと言っていたから知らなかったけれど、地元では随分な話題になっていたのではないかなと思います。女優倶楽部の川島社長も知っていましたし。

 

だから昨日、偽札事件があったばかりなのに、これみよがしに一万円札をしおりに使うのは悪趣味だと、本物か分からないと苦言を呈していたのではないかなと思います。

 

まえだは警察に『津田からの金だ』と言わなかったけれど、川島社長にだけこっそり話していたのは警察は信用していないけれど、同郷の人間は信頼している証でしょう。

 

あとは津田が犯人なのであれば、彼を雇っている川島社長にも被害が行くからこその警告だったのだと思います。

 

個人的にはこのことから、偽札事件は大事だけれど犯人の見当はみんなついているし、警察と本通り裏が繋がっていることは周知の事実なのではないかなと思いました。

 

秀吉と倉田の関係

秀吉と倉田は、養護施設で共に育った時からの仲なのではないかなと思います。

 

倉田は異様なほど秀吉のことをかわいがっていたし重宝していた、そして秀吉も『健兄』と倉田のことを慕っていました。

 

さらに「お前の人生を振り返ってみろ」「寝る場所と食い物だけもらって、何人もの子供が大人になった」「親は必要なかった」「俺もそうだ」という倉田の発言。

 

「だからこそ、俺は家族がほしい」という秀吉の発言を思うと、二人は両親がおらず、施設で育ったのではないかな。

 

そしてそこで兄弟のように仲良くしていたからこそ、二人の間に血の繋がりはなくても家族・兄弟のような関係性を築いていたのではないかなと思います。

 

映画『鳩の撃退法』の関連作品

 

 

 
今作がお好きな方に。
もっと伏線・衝撃的結末・アクションがお好きな方におすすめです。

 

 

 
今作の原作小説。
映画よりも細かい描写が多いので、映画の補足として読むのもおすすめです。

 

まとめ

 

想像していたよりも観やすいミステリー映画で、冒頭でキャラクターが一気に登場した時は大丈夫かしらと不安でしたが、最後までしっかりと楽しめました。

 

特に視聴後の考察が楽しくて、あぁでもないこうでもないと考え、人の考察を読みたくなるような映画だったかなと思います。

 

なのでどちらかといえば観やすいミステリー映画をお求めの方、人によってラストの解釈が変わる映画がお好きな方、考察好きな方におすすめな映画でした。

 

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