ちゃっぷのいつでも映画日和

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映画『この世界の片隅に』の感想・考察 ラストの水原&傘の話の意味

この世界の片隅に

 

幸せな日常を壊す戦争を描いた映画『この世界の片隅に』

 

ほのぼのとした絵柄とは裏腹に、戦争の怖さを改めて実感できるようなシーンの多い映画で、戦争の怖さを知るためにも観て損のない映画だと感じました。

 

戦争をテーマにした映画なので好みは別れるかもしれませんが…どちらかといえば戦争の怖さを描いた映画がお好きな方、日常が壊れていく映画がお好きな方におすすめ。

 

 

映画『この世界の片隅に』の作品情報

 

あらすじ

広島市江波に暮らすぼんやりとした少女・すず。

 

昭和19年、すずが18歳になると故郷から遠く離れた呉にある北條という家に嫁ぐことになります。

 

ぼんやりとしながらも日々の食卓を守るすず、不器用ながらすずを愛する周作、2人を見守る両親、娘を連れて実家に帰ってきた義姉の6人暮らし。

 

最初は不安なこともありましたが、すずは呉の家で平和に過ごしていました。

 

しかし戦争が進むと日本海軍の本拠地である呉は何度も空襲に襲われ、すずの周りにある大事なものはどんどん奪われていき…。

 

予告動画


映画『この世界の片隅に』予告編

 

動画リンク

 

映画『この世界の片隅に』の感想

 

【面白ポイント】

  • すずのつくる食事が美味しそう
  • 戦争シーンはかなり怖い

 

すずのつくる食事が美味しそう

戦時中の料理ということで豪華さはありませんが、台所でコトコトとすずが一生懸命につくっている節約料理はどれも美味しそうでした。

 

野草・梅干しの種など現代の料理で使用するには少し難しい食材もありますが、材料を少し工夫すれば現代でも美味しく食べれそうな料理が多かったですね。

 

特にサツマイモと小麦粉のお餅みたいな料理はかなり美味しそうで、個人的には実際につくりたくなるくらい気になりました!

 

お昼ごはんとしては絶対に足りない自信がありますが、おやつとしてはとても良さそうですよね。

 

言葉だけで表現するのは難しいですが、観ているとお腹が空いてくるような映画でした。

 

なので飯テロ系映画・アニメがお好きな方、作品内の料理をマネしてつくるのが好きという方におすすめしたい映画です!

 

戦争シーンはかなり怖い

何気ない日常に突然やってくる敵、昼夜問わず鳴り響く空襲警報などの戦争シーンはとにかく怖くて、涙が出ましたね。

 

日々大切な人やものを失うかもしれないと怯え、どんどん戦争色に染まっていく世界の中でままならなくなっていく生活、腕を失う大けがを負いながら自宅療養。

 

そして空襲の最中に響き渡る「呉の皆さん、がんばってください」という無責任極まりない無機質な放送がとても印象的で…戦争と人間の怖さを感じました

 

こういったシーンを観ていると、戦争の怖さを改めて実感しますね。

 

なので戦争をテーマにした映画が苦手な方には不向きかもしれませんが、今後のためにも観る価値のある映画になっているのではないかなと思います。

 

戦争をテーマにした映画がお好きな方はもちろんのこと、戦争をテーマにした映画に特別な苦手意識を持っていない方にはぜひ観てみていただきたい映画でした。

 

映画『この世界の片隅に』の考察

 

【考察ポイント】

  • 祖母が教えた傘の話の意味
  • ラストの水原

 

祖母が教えた傘の話の意味

嫁入りが決まったすずにおばあさんが話した傘の話は、ベッドインの可否・経験の有無を聞くためのお決まりのセリフだったのだと思います。

 

傘にたとえて話すことで、奥ゆかしくもドストレートに聞きたいことを聞けて、スムーズな流れでベッドインできる言葉なのでしょう。

 

祖母としてはそういったことに疎いすずが戸惑わないように、意味は分からなくて良いからとにかくこう言うんだよと嫁入り前に教えてあげていたのだと思います。

 

ラストシーンの水原

ラスト沈みゆく戦艦を眺めている水原は記憶喪失の状態にあるか、メンタル面が壊れかけていたのではないかなと思います。

 

2人がすれ違う時に、水原がすずに対して言っていたと思われる「この世界でまともであって欲しい」「普通であってほしい」という言葉をすずが思い出していました。

 

普通であること、まともであることを願う言葉がこのタイミングで出てくることを思うと…もしかして水原は普通ではない状態にあったのではないでしょうか。

 

特にケガしている様子もなく普通な様子でしたが、乗っていたと思われる戦艦がボロボロだったことを思うと…。

 

もしかしたら記憶喪失の状態にあるか、メンタル面が壊れかけている状態にあったのではないでしょうか。

 

だから水原はすずに声を掛けなかったし、すずも水原に声を掛けることはなかった…というか掛けられなかったのでしょう。

 

そしてすずは水原に普通であってほしいと言われていたから、あえて声を掛けることなく、自分の中にある普通の水原のイメージを守っていたのではないかなと思います。

 

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まとめ

 

戦争の怖さを改めて実感できる映画で、怖かったですが観て良かったなと思います。

 

ただ怖いだけではなく幸せな日常があって、その幸せが戦争に壊れていく描写があったのがまたリアルで怖くて…自分も幸せな日常を大切にしなければと思わされました。

 

戦争映画が苦手な方には不向きな映画なのかもしれませんが、戦争の怖さを知るためにも1度観てみて損のない映画でした。