ちゃっぷのいつでも映画日和

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映画『ニュー・シネマ・パラダイス』の感想・考察 ラストの意味&王女と兵士の話

ニュー・シネマ・パラダイス (字幕版)

 

映画館で出会った老人と少年を描いた映画『ニュー・シネマ・パラダイス』

 

老人と少年が同じ趣味を分かち合い年の差を超えた友情が芽生えるストーリーや、青年の純粋で真っ直ぐな恋模様が魅力的な心がほっこりと温まるような映画でした。

 

なのでどちらかといえば年の差を超えた友情ストーリーがお好きな方、ほっこりと心温まるような映画がお好きな方におすすめ!

 

 

映画『ニュー・シネマ・パラダイス』の作品情報

 

あらすじ

シチリアにある小さな村で、神父の手伝いをしながら暮らす少年・トト。

 

映画が大好きないたずら坊主で、映画館や映写室に忍び込んだりカットされたフィルムをもらおうとしたりして何度も映写技師の老人・アルフレードに怒られていました。

 

しかし何度怒られようともめげず、映画だけでなく映写室でのアルフレードの仕事にも興味津々なトト。

 

時にはおつかい用のお金を使って入場券を買い、遅くまで友達や村人たちと大騒ぎしながら映画を観ていて母親に怒られ、アルフレードに庇われることもある程でした。

 

しかしこっそり持ち帰っていたフィルムに火がつきボヤ騒ぎを起こしたことで、ついに「トトを映画館に入れない」とアルフレードは母親と約束をすることに…。

 

予告動画


www.youtube.com

 

動画リンク

 

映画『ニュー・シネマ・パラダイス』の感想

 

【面白ポイント】

  • 年の差を超えた友情ストーリー
  • 純粋で真っ直ぐな恋模様
  • ほっこりする映画

 

年の差を超えた友情ストーリー

映画館で働く映写技師の老人・アルフレードと、映画好きないたずら坊主・トトとの年の差を超えた友情は何とも微笑ましかったですね。

 

トトはずる賢く生意気で、映画が好き過ぎるあまり手癖の悪さが気になる部分はあるものの…根っからの嫌な奴という感じはしませんでした。

 

ただ…何というか戦争や時代が悪かっただけという感じが強かったですね。

 

そしてそんなトトの映画好きっぷりを理解し共感しているからこそ時にかばい、時に映画の話や仕事の話で盛り上がるアルフレード。

 

アルフレードが失明しようとも、立場が変わってもずっと関係性は変わらず…映写室でおしゃべりする映画好き同志という関係性が好きでした。

 

何というか年の差を超えた同じ趣味を分かち合う同志の友情は、見守りたくなる微笑ましさ・可愛らしさ・無邪気さ、そして笑いのある関係性で良かったですね!

 

印象としては映画『最強のふたり』に近かったです。

 

年齢も職業も立場も超えた友情…お互いがお互いのことを想い、時に支え合い時に諭す対等な友達であり同志のような関係性がよく似ていましたね。

 

なのでどちらかといえば最強のふたりがお好きな方、年の差を超えた友情・絆のストーリーがお好きな方におすすめな映画でした!

 

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純粋で真っ直ぐな恋模様

美しい少女・エレナに一目惚れしたトトの行動は、何ともいじらしくもどかしい純粋で真っ直ぐな恋模様でしたね。

 

話をしたいのに彼女を前にすると言葉が思うように出てこない、意を決して想いを告げた後は待つだけ…純粋だけど情熱的で、まさに初恋という恋模様でした。

 

電話やスマホなんてない時代だからこそ、どんなに恥ずかしくても意を決して想いを告げて返事を待ち続けるという何とも古き良き恋模様

 

何というか現代の映画ではなかなかない、まるで昔ながらの少女マンガや異世界転生系の恋模様で、映画としては新鮮味があって面白かったです!

 

家の前で待つ発言を聞いたときには、現代だとストーカー臭がスゴイな…とか思ったりしましたが、時代を考えるとロマンチックだったのかなと思います。

 

ただそんな2人の恋も…戦争や時代によって引き裂かれてしまいました。

 

本当に時代が悪かったと言うか、悲恋・失恋ともまた違った悲しみややりきれなさのある終わり方で…時代が違えば・戦争さえなければと思うような恋模様でしたね。

 

印象としては映画『愛を読むひと』に少し似ていました。

 

時代さえ違えば・戦争さえなければと思うような、やりきれなさと悲しみのある切ない恋模様が少し似ていたように思います。

 

なのでどちらかといえば愛を読むひとのような時代によるやりきれなさ・悲しみのある恋模様がお好きな方、古き良き恋模様がお好きな方におすすめな映画でした!

 

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ほっこりする映画

映画のイメージ画像とタイトル的に泣かせる系の感動映画なのかなと思っていましたが、どちらかといえばほっこりと心が温まるような映画で驚きました。

 

泣くことはないのですが視聴中からエンディング、視聴後まで何とも心がほっこりと温まるような…自然と顔がゆるむ微笑ましさのある映画でしたね。

 

個人的にはエンディングが特に好きでした。

 

どんでん返しとかはないし、正直なところ予想のついた結末ではあったのだけれど…分かっていても頬が緩み、心が温まるようなエンディングで良かったです!

 

30年経っていても変わらない友情というか、出会った頃のまま2人の友情がちゃんと繋がっていたように感じられてスゴく微笑ましかったですね。

 

映画館で振り返ればいつだって映写室の小窓にあの顔が見えてくるような…映画好き同士だからこその友情が感じられる思い出の品で、個人的にはめちゃくちゃ好きでした。

 

私は友情系の映画であまり泣けないタイプなので泣くことはありませんでしたが、友情系の感動映画がお好きな方だと涙する映画なのかもしれませんね。

 

なのでどちらかといえばほっこりと心温まるような映画がお好きな方、友情系の感動映画がお好きな方におすすめな映画でした!

 

ただ私が観たのはインターナショナル版だったので、長尺の完全オリジナル版だとまた感想は変わってくるのかもしれません。

 

映画『ニュー・シネマ・パラダイス』の考察

 

【考察ポイント】

  • ラストのキスシーン集の意味
  • 大人になったトトの職業
  • アルフレードの王女と兵士の話

 

ラストのキスシーン集の意味

ラストのキスシーン集はアルフレードが30年間変わらず友達であったこと、トトのことをずっと見守っていたこと、一人前と認めたことを意味していたのだと思います。

 

アルフレードの形見としてもらったあのキスシーン集は、トトが幼き頃にもらいアルフレードが預かると言っていた短いフィルムをつなぎ合わせたものでした。

 

つまりアルフレードは幼いトトとの約束を守り、カットしたキスシーンを少しずつ繋ぎ合わせて保管していたのではないかなと思います。

 

最初こそトトを映写室から追い出すための嘘だったのかもしれませんが、仲良くなる内に友達の預かりものだから…と繋ぎ合わせるようになっていたのでしょう。

 

彼がキスシーンを見ても大丈夫な一人前の大人になったら渡そうと、トトが街を出た後もずっと預かっていたのだと思います。

 

そして30年後…小さな街にまでトトの名前が届いてくるくらい大きな男になったことで、アルフレードは自分の亡き後にキスシーン集を渡すことを決意したのでしょう。

 

ただトトが仕事で忙しいことを分かっているからこそ、邪魔しないように「彼の家に郵送してほしい」とでも奥さんに頼んでいたのではないかな。

 

つまりあのキスシーン集はアルフレードが30年間ずっと友達として約束を守り、トトの活躍を耳にして1人前と認めたからこそ残した物だったのではないかなと思います。

 

大人になったトトの職業

大人になったトトの職業は監督など、映画関係の仕事に就いていたのではないかなと思います。

 

キスシーン集を観る際、「新作素晴らしかった」と言われていましたし、会社内の試写室のような場所で自分のためだけに映写の指示をサッと出していたことを思うと…。

 

新作が出た際に褒められるほど映画に深く関わる仕事で成功し、偉い立場になっていたのではないかなと思います。

 

青年時代から8mmを回して風景や好きな女の子を撮っていたりしていたし、観るだけではなく映画を撮る方にも関心があったのでしょう。

 

そしてアルフレードは映写技師として働く幼き日のトトに「お前にはもっと大きな他の仕事が待っている」と言っていましたしね。

 

映画関係で大きな仕事…つまり監督など、映画を作る側の仕事に就いていたのではないかなと思います。

 

アルフレードの王女と兵士の話

「100日間待っていたらあなたのものになる」と約束したのに、99日目の夜に兵士が立ち去ったのは、王女が100日目に夜逃げするつもりだと気付いたからだと思います。

 

90日目に起きたこと

兵士は100日間ずっとバルコニーの下で待ち続け、王女はそれを見守り続けていたのに…90日目、兵士は突然力なく涙を流していました。

 

90日目に涙を流すような何かがあったことを思うと、おそらく90日目に王女は有力貴族や他国の王子と結婚・婚約したのではないでしょうか。

 

そこに愛があったのか否かは定かではありませんが…国にとっても王女にとっても幸せだと思われる結婚に絶望し、兵士は涙していたのではないかなと思います。

 

これを機に諦めなければ…と思いながらも王女への愛を断ち切れずにいた兵士は、その後もいつものようにバルコニーの下で待ち続けていたのでしょう。

 

王女の計画

そして王女も窓から変わらずに兵士を見つめ続けていることに気づき、もしかしたら100日目に自分と夜逃げするつもりなのではないかと思い至ったのではないかな。

 

王族の結婚は国や政治に関わってくることなので時間をかけて決められるものでしょうし、おそらく兵士と約束する前より決まっていたことのはずです。

 

なのに100日という結婚後の日付を指定し、あなたのものになると兵士に約束したことを思うと、おそらく王女は結婚後に兵士と逃げ出す計画を立てていたのでしょう。

 

結婚前は国にとってデリケートな時期で警備は厳しいし、予定も詰まっていて逃げ出すことができない…さらに婚前逃亡は国にも迷惑がかかってしまいます。

 

しかし結婚後である程度の予定が片付けば警備はいつも通りになりますし、何より結婚さえしておけば国への義理は果たしただろうという考えだったのでしょう。

 

だから100日目の夜、バルコニーの下に待つ兵士と合流して共に逃げてほしいと言うつもりだったのではないかなと思います。

 

兵士が立ち去った理由

しかし逃げても追っ手が来るし、城育ちの王女に逃亡生活は厳しすぎる…今の幸せを全て失うことになってしまう。

 

愛しているからこそ、身を引くべきだと兵士は思ったのでしょう。

 

自分と一緒に夜逃げするよりもこのまま立ち去ってフェードアウトした方が彼女は幸せだと考えたからこそ、最終日を待たずに立ち去ったのではないかなと思います。

 

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まとめ

 

年の差を超えた友情に心がほっこりと温まるような映画で面白かったです。

 

ただ子供への良くない教育・子供がするべきではない行動・性的な表現などが度々あるので、そういったのが苦手な人は注意したほうが良いかもしれませんね。

 

どちらかといえば年の差を超えた友情ストーリーがお好きな方、心がほっこりと温まるような映画がお好きな方におすすめな映画でした!

 

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