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映画『TENET テネット』のネタバレ感想・考察 最後のニールやキャット&逆行の仕組み

TENET テネット(吹替版)

 

時間を逆行しながら、人類のために『未来からの装置』を巡って戦う映画『TENET テネット』。

 

なかなかに難しいストーリーで最初は戸惑うばかりでしたが、伏線を回収しながらどんどん過去へと向かっていくストーリーは魅力的で面白かったです。

 

どちらかといえば一筋縄ではいかないSF映画がお好きな方、SF映画を考察するのがお好きな方におすすめ!

 

 

映画『TENET テネット』の作品情報

 

あらすじ

偽装テロが起こるオペラハウスに先回りし、ターゲットとなる人物と『謎の物体』を回収した集団…その中の1人だった『名もなき男』。

 

キーホルダーが印象的な謎の人物に救われながら、観客も守って任務完了と思いきや…仲間と共にロシア人に連れ去られ拷問を受け、仲間を守るために毒物を口にしました。

 

目が覚めるとそばにいた男に薬は偽物・これはテスト・仲間は助からなかったと告げられ、人類を守るための新たな仕事を言い渡されます。

 

真実を知ることは破滅に向かうと言われ、知れたのは手を組み合わせたジェスチャーと『テネット』という単語のみ。

 

そして指示されるまま謎の施設を訪れると、テネットを知る女性研究者に「第三次世界大戦を防げ」と言われ、着弾点から武器に向かって弾が戻ってくる現象を体験します。

 

未来の誰かが作り送ってきた、核融合によって逆行が起きている弾…その他にも来たるべき戦争の残骸だと思われる品々が多数。

 

名もなき男は弾丸の成分から産地を割り出し、組織から送られてきた男/ニールと協力して、インドの武器商人/プリヤと接触します。

 

プリヤは「セイターという人間に売った時には普通の弾だった」「彼は現在と未来の仲介人」、セイターと接触して未来との関係を調べろと言いました。

 

調べる内に「セイターはソ連の核関連の秘密都市の生まれ」「彼は野心を胸に、金の力でイギリスの支配階級に進出した」「妻との関係は最悪」ということを知ります。

 

セイターの妻で鑑定士/キャサリン(キャット)経由でセイターに接触しようとするも「売り出した贋作をセイターに買われ、脅され支配されている」と話すキャット。

 

前にクルージングに行った日、やり直そうと思ったこともあったが失敗し…夫は消え、船から女性が飛び込んでいるのを見かけて、自由に飛び込む姿に嫉妬したと話します。

 

そんなキャットに「自分が絵を処分するからセイターに会わせろ」と交渉し、絵画のある空港のフリーポートに、ニールと共に潜入しようとしますが…。

 

予告動画


www.youtube.com

 

動画リンク

TENET テネット(吹替版)

TENET テネット(吹替版)

  • ジョン・デイビッド・ワシントン
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映画『TENET テネット』の感想

 

【面白ポイント】

  • 難しいストーリー
  • 伏線を回収しながら過去へ進む

 

難しいストーリー

最後まで観ればあれが伏線だったのかとか、全体像が掴めるようになるので良いのですが…初見だと、やっぱり分からないことばかりな難しいストーリーに感じました。

 

主人公の名前すら謎、何も分からないままストーリーが展開してキャラが増えて…これからどうなるのか全く分からなくて、だからこそ惹かれるものがありましたね。

 

なので何も分からない状態から少しずつストーリーを理解していく映画がお好きな方、難解なストーリーをお求めの方にはかなりおすすめな映画でした。

 

ただ私には謎めきすぎてて、最初の方で「観るのやめようかな…」と、理解できない自分が悪いのだろうかと不安になるレベルのしんどさもありましたね。

 

最後まで観ると面白い映画だったと、最初の謎めいている感じも伏線だったのだなと思えるのですが…最初は本当にしんどいです。

 

さくっと楽しめるSF映画をお求めの方や、ポップなSF映画をお求めの方には全く向いていない映画だったと思います。

 

もう何というか映画1本!この映画のために全集中する!ぐらいの意気込みがないと、観るのも話を理解するのも難しい映画だったのではないかな。

 

クリストファー・ノーラン監督の作品に興味があるのであれば、映画『インセプション』とかの方がまだ入りやすいと思います。

 

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伏線を回収しながら過去へ進む

何も分からなかったストーリーが『過去』へと展開していくことで、少しずつ理解できるようになっていくストーリー展開はすごく魅力的で面白かったです。

 

ストーリーが過去に展開していくというのが、個人的にはすごく面白くて好きでした。

 

最初は謎だらけで本当にしんどかったですが…観ていく内に分からなかったことが理解できるようになっていくのは、すごく爽快でしたね。

 

いやぁ、最初から最後まで全部伏線だった感は良かったです。

 

印象としては映画『マスカレード・ホテル』に似ていたかな。

 

最初は全員が怪しくて何も分からなかったけど、最後には全てが伏線だったと理解できる爽快感とか衝撃がよく似ていたかなと思います。

 

今作の場合はSF設定が多いので、理解しきれない部分や人によって解釈が違う部分があるかなと感じるものはありましたが…そこはまぁ考察次第ということで。

 

過去・現在・未来が入り乱れる映画という設定はSF映画としてはすごく王道ですが、何とも王道から外れた斬新さや面白さを感じる映画でした。

 

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映画『TENET テネット』の考察

 

【考察ポイント】

  • 最後のニール
  • 逆行の仕組み
  • ラストのキャットとプリヤ
  • 逆行装置(アルゴリズム)について
  • セイターが選ばれた理由
  • 黒幕/未来の主人公

 

最後のニール

ラストでは扉を開けるために扉を閉めて敵に撃たれる逆行ニールと、トンネルに閉じ込められている名もなき男たちを救おうとする現代ニールの2人がいました。

 

敵がトンネル入り口に何か仕掛けているのを見た逆行中のニールは逆行を解除し、車に乗って、入り口に入ろうとする名もなき男たちを止めようとしますが失敗。

 

仕方なくトンネルで出口を失う彼らを救うため、トンネルの吹き抜けからロープを下げ、爆破の瞬間に車を発進させることで救い出していました。

 

ここまでが現代のニールの行動。

 

その後、自分がやるべきことを察したニールは再び逆行し、名もなき男たちと敵との間にそびえ立つ扉の鍵を開けに向かいます。

 

逆行中のニール的には、トンネルの入口が爆破される前まで戻り、通路を走って主人公たちが戦闘中ですでに開いている扉から中に入り、内側から鍵を掛けたのでしょう。

 

そしてその際、名もなき男たちに武器が向けられていたから立ちふさがり、彼らをかばって撃たれて命を落とし、扉の内側に倒れ込んでいたのだと思います。

 

こうすることで名もなき男たち視点では、扉の向こうで倒れていた男が蘇って扉の鍵を開け、扉に当たっていた弾丸が逆行した…となるでしょう。

 

ニールは車に乗り込んだ時に通信装置のようなものを掴んでいる素振りがあったので、おそらくは名もなき男たちの状況は通信で聞いていたと思います。

 

だから自分が扉の内側で息絶えていたことも、蘇生して扉の鍵を開けていたことも知っていた…つまりは自分が命を落とすことを知っていたのでしょう。

 

黒幕である未来の名もなき男も分かっていた…でも言うことで悪い方に未来が変わるかも、タイムパラドックスが起きるかも知れないから言えなかったのだと思います。

 

そしてニール本人が「起きたことは仕方ない、何もしないことの理由にはならない」「これが現実だ」と覚悟して受け止めていたから。

 

ニール本人も黒幕である未来の名もなき男も、全てを分かっていながら人類のために何も言えず、ニールは再び逆行して扉を開けに行ったのではないかなと思います。

 

逆行の仕組み

酸素は肺に入っていかない、車を走らせれば風は逆に吹く、周りは逆に動く…本当に時間の流れがそのまま逆行していたのだと思います。

 

逆行している人間にとっては普通に行動しているつもりでも、周りの人間から見ればまるで逆再生のビデオ…逆もまた然り。

 

逆行すると肉体も逆行する…なのに自分の意識だけが逆行していないから、呼吸が上手く出来ない・火傷が低体温症になるなどの不具合が生じるのだと思います。

 

おそらくだけど逆行装置が全て揃っていれば、その逆行の不具合も解消できるのだけど…バラバラだったために不具合丸出しだったのではないかな。

 

逆行の前提は『未来はもう決まっている』だと思います。

 

現代の人間にとっては悩んで精一杯に色々なことを取捨選択しながら生きているように見えて、俯瞰的に見れば未来への道をなぞっているだけなのでしょう。

 

弾は発射される前から着弾点がすでに決まっている。

水溜りは踏まれる前から波打って、踏まれることが決まっている。

 

運命と言うか…過去・現在・未来は一本の線のようになっていて、出来事の全てはやる前から決まっている、逆行も含めて全てが決まりきったことなのではないかな。

 

過去・現在の人間には認知できないだけで、未来までの道は一直線に決まっていて、逆行した未来の人間が現代に干渉することも全て規定の出来事だったのだと思います。

 

傷や病気の逆行

傷は逆行することで少しずつ閉じていき、病気も逆行することで進行した分を戻すことはできるけど…全てをなかったことにすることはできないのだと思います。

 

例えばキャットの場合、撃たれた傷口が大きくてあまり長くは持たないと言われていました。

 

だから逆行して傷口を少しずつ小さくしていくことで傷の広がりを抑え縮小させ、ある程度の大きさまで戻ったところで処置して事なきを得ていたのだと思います。

 

ただし逆行している間は傷口の広がり・出血などを抑えることはできても、現行の時間に戻れば傷もどんどん戻って広がっていくため、完治することはないのでしょう。

 

撃たれるという未来はすでに決定しているから、どんなに逆行しようとも現行の時間に戻ると必ず傷口は出現するのだと思います。

 

病気の場合も同じで、逆行することで病気の進行をその分戻すと言うか…遅らせることはできるけど、現行の時間に戻れば元通りになるのでしょう。

 

発症することも進行することも決まりきっているし、自分自身に干渉できないという制限がある以上はどうすることもできない。

 

ここで無理やり干渉して健康診断・早期治療などを過去の自分に促す、自分が過去経験していないことを過去の自分にさせると…タイムパラドックスが起こるのでしょう。

 

そしてタイムパラドックスが起きた世界は崩壊してしまう。

 

だから傷や病気の場合、逆行して進行を元に戻して遅らせることはできても過去も未来も変えられないから、完治させることはできないのだと思います。

 

過去の自分と未来の自分

過去の自分と未来の自分は接触・目撃されても問題ないけど、自分自身に「あぁしろ」「こうしろ」と指示することは世界の崩壊に繋がるから出来ないのだと思います。

 

例えばキャットは過去、未来の自分が船から海に飛び込むのを目撃。

名もなき男は未来から逆行してきた自分と格闘。

セイターは、未来の自分を目視していました。

 

でも何事もなかったことを思うと、未来の自分と過去の自分が目撃・接触すること自体は、過去の出来事に干渉さえしなければ問題ないのだと思います。

 

あとは素肌で触れ合わなければ…ですね。

 

もっと言うと過去の自分が経験したことのある、未来からの干渉は問題ないのでしょう。

 

この世界では過去・現在・未来が一直線に存在していて、全ては未来に向かって規定の出来事をなぞるだけの状態なのだと思います。

 

それを変えようと未来から過去に干渉すると、この一直線の世界が崩れて世界を保てなくなり消滅してしまうのでしょう。

 

だから同じ時間軸に同一人物が何人いようとも問題はないけど、過去の自分が経験していない出来事に変えようと干渉することは出来ないのだと思います。

 

鶏が先か卵が先か

今作の場合は未来の鶏が過去に戻って卵を産んだ…みたいな印象だけど、それは過去の改変ではなく、それすらも『この世界』には規定の出来事だったのだと思います。

 

過去・現在・未来が一直線になっているこの世界では、卵もひよこも鶏も世界の中で確実に存在している。

 

そして未来からやってきた鶏が過去で卵を産んで、それがひよこになって、鶏になったら過去へ戻って卵を産む…そういうことになっていたのだと思います。

 

過去への干渉とか改変ではなく、未来の鶏が過去に戻って卵を産むことまでが一直線になっている世界にとって規定の出来事というか、これが正常なのではないかな。

 

卵が生まれるという事実があって、鶏が過去へ戻って卵を産むという事実がある…だから何の問題もないのだと思います。

 

パラレルワールドがないこの世界において、過去の改変は世界の消滅を意味しますが…過去への干渉が規定の事実となっている場合もあるのでしょう。

 

だから未来の鶏が過去に戻って卵を産んでそれが鶏になるとしても、それがこの世界においての決定事項・規定の出来事だから何ら問題はないのだと思います。

 

ラストのキャットとプリヤ

プリヤがキャットを亡き者にしようとしたのに、名もなき男が逆行してプリヤを消してキャットを守ることができたのは、その事態を想定していたからだと思います。

 

未来を変えることはできない、でも名もなき男はプリヤが約束を守らないであろうこと、キャットを消そうとする未来を予測して『保険』を用意していました。

 

危険を感じたらすぐに連絡をするようにと、おそらくは名もなき男の留守電サービスに繋がる電話を持たせていたのだと思います。

 

居場所と時間を残させておくことで、名もなき男はその時間まで逆行して…彼女を消そうとするプリヤを排除する。

 

これも決まりきった未来というか…逆行できる名もなき男が、過去で保険を用意しておいたからこそ決めることができた未来だったのだと思います。

 

名もなき男はキャットに危険が迫ったら必ず逆行すると決めていた、だからこそキャットは生き残る…そういう未来に最初からなっていたのでしょう。

 

未来を変えたのではなく、名もなき男が過去でちゃんと保険を用意しておいたからこそ、キャットが生き残る未来を規定の出来事にできたのではないかなと思います。

 

ラストのキャット

ラストでキャットが子供と変わらぬ日常に戻れていたのは、その時間軸のキャットがセイターに連れ去られていたから・その時間軸のセイターが消えたからだと思います。

 

時間を逆行してキャットはセイターを消したけど、あれは現代からやってきたセイターであって、過去のセイターはその後も普通に生きていたのでしょう。

 

過去のキャットが「船から夫が消えていた」と言っていたことを思うと、あの船に乗っていたのはその時間軸のセイターではなく、自決を決意していた現代のセイター。

 

その時間軸のセイターはどこか別の場所にいて、せっせとアルゴリズムを集めて回っていたのではないかな。

 

けれど過去に逆行していた現代のセイターは、そこでキャットに撃たれて亡くなりました。

 

そして現代、キャットは名もなき男から話を聞き出すための人質としてセイターに連れ去られていたし、その後はセイターを亡き者にするために逆行していたから不在。

 

だから現代でキャットがセイターに連れ去られるまで待ってから、キャットは息子と再会して…セイターのいない平和な日常を満喫していたのではないかな。

 

この時間軸のキャットもセイターもみんな逆行中でいないから、この時間軸に1人だけしかいないキャットは息子との平和な時間を手にしていたのだと思います。

 

逆行装置(アルゴリズム)について

ずっと先の未来の科学者が逆行装置(アルゴリズム)を作ったが、核分裂の化学反応がこの世界を飲み込むと気付き、9つに分割して過去に逆行して隠すことにしました。

 

おそらくですがアルゴリズムが完全な状態であれば、倍速逆行・自身の肉体に影響を及ぼさずに逆行などができたのではないかな。

 

ただ科学者は過去にアルゴリズムを隠した後、自ら命を断ったらしいです。

 

おそらくだけど自分が生きていることで、新たなアルゴリズムを作らされる可能性を危惧し、自分の実験が悪夢にしか生まないことに絶望して自ら命を断ったのでしょう。

 

ただもしかしたら最初に登場した女性研究者がその科学者で、世間的には存在しない人間だけど生きてはいるのではないかなと思います。

 

アルゴリズムのことや未来から持ってきた物品を管理して、名もなき男に伝えて…その後は驚異の去った過去の世界で、自分なりに研究を続けているのではないかな。

 

おそらくだけど彼女は黒幕である未来の名もなき男が集めた組織に身を寄せ、必要事項を伝えつつも、最低限の人間にしか身元を明かさずにいたのではないかなと思います。

 

しかし彼女に出資していた人間・共同研究していた人間が、アルゴリズムを取り戻そうと未来から干渉してきていたのでしょう。

 

戦争のためか、自分に都合の良い世界を作るためかは分からないけど…彼女の残した研究資料から、人物は無理でも物品を過去に送ることは出来たのだと思います。

 

セイターが選ばれた理由

セイターがアルゴリズムを取り戻そうとする未来人から選ばれたのは、ちょうど良い時・ちょうど良い場所にいたからだそうです。

 

個人的にですが、あの時期に莫大な金の力で成り上がっていく彼を見て「未来からの干渉を受けていた」と未来人が確信して、彼を選んだのではないかなと思います。

 

未来からの干渉は規定の出来事か世界の崩壊かの二択を迫られる危険な代物なので、人物選定は慎重に行われたのではないかな。

 

そして彼への干渉は規定の出来事だと確信したから、物品逆行装置で手紙・報酬である金塊を送ることによってコンタクトを取っていたのだと思います。

 

実際、セイターは毎月莫大な金塊を飛行機で運搬していたみたいな話があったから…。

 

紙幣だと未来と現代で価値が変わってしまいますが、金塊ならばどの時代でも貴重な物だから、未来人が彼へのアルゴリズムを探す報酬として渡していたのだと思います。

 

野心を燃やしていた過去のセイターには金が必要だった、そして核施設に隠されたアルゴリズムを回収するためにも地位と金が必要だったのでしょう。

 

お互いの利害が一致したから、セイターへの未来からの干渉が規定の出来事という確証が得られたからこそ、セイターは未来人に選ばれていたのだと思います。

 

ただセイターのガンが発覚し、余命が幾ばくもないと知ったために、アルゴリズムを使って世界を壊そうとしてしまいますけどね。

 

黒幕/未来の主人公

黒幕である未来の名もなき男は、過去へと逆行して過去の経験と未来で得た情報を元に自分に協力してくれた人たちを集めて、組織を作り上げたのだと思います。

 

組織を作り上げるためには、それなりの期間とお金が必要だったでしょう。

 

おそらくだけど過去に逆行した時に、将来のためにお金を貯めておくことも指示していて…未来の自分が過去にお金を持ってこれるようにしていたと思います。

 

そうして組織が出来上がった頃、未来からアルゴリズムを持った科学者がやってきて…アルゴリズムを分割して隠した後、組織が接触して保護したのではないかな。

 

ここを阻害すると未来が変わってしまうから、接触したのはアルゴリズムを隠した後だと思います。

 

あとはオペラハウスの偽装デモが起きる時に自分を雇用して、自分が少しずつ巻き込まれていくのを静かに待っていたのでしょう。

 

その時が来たら、ニールに逆行してもらって自分自身を救ってもらって…過去をなぞるように、黒幕として、自分の経験したのと同じ過去を作っていたのだと思います。

 

映画『TENET テネット』の関連作品

 

インセプション(吹替版)

インセプション(吹替版)

  • レオナルド・ディカプリオ
Amazon

 

 
クリストファー・ノーラン監督の映画。

今作同様にテーマが面白くて、それでいて今作よりも分かりやすいと思うのでおすすめです。

 

 

 
ホテルで起こる全員容疑者の事件を描いた映画。

今作のように最初から全部伏線だった感・理解できた時の爽快感があるような映画なので、今作がお好きな方におすすめです。

 

まとめ

 

難解な映画とは噂で聞いていましたが…ここまで難しいストーリーだとは思わなくて、観始めた時は結構後悔しましたが、最終的にはめちゃくちゃ面白い映画でした。

 

ストーリーが難しい分、ストーリー展開に驚いて、理解できた時には全てが繋がったこと爽快感があって…そして視聴後は考察まで楽しめる映画で、良かったと思います。

 

なのでどちらかといえば一筋縄ではいかないSF映画がお好きな方、SF映画を考察するのがお好きな方におすすめな映画でした。

 

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