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映画『マトリックス リローデッド』の感想・考察 スミスが増殖している理由&救世主の正体

マトリックス リローデッド(吹替版)

 

マトリックスの次なる真実を描いた映画『マトリックス リローデッド』

 

スッキリとしない結末にちょっと思うところはあるものの…1よりもロマンあるSF映像・共感しやすい男女の愛憎模様がある映画で、比較的楽しみやすかったです。

 

なのでどちらかといえばロマンが感じられるSF映画がお好きな方、男女の愛憎模様が多く描かれているSF映画がお好きな方におすすめ!

 

 

映画『マトリックス リローデッド』の作品情報

 

あらすじ

人類の救世主として覚醒した男・ネオ。

 

頼れる船長・モーフィアス、最愛の人であり頼れる仲間でもあるトリニティー、オペレーターのリンクと共に人類のために戦う日々を送っていました。

 

けれどネオはトリニティーを失う悪夢に苦しめられ、予言を授けてくれる預言者は行方不明。

 

人類の拠点・ザイオンでは命令違反を咎める司令官・ロックにモーフィアスが、ネオとトリニティーは救世主を崇拝する民衆の期待に悩まされていました。

 

リンクの妻はなかなか帰ってこない夫への不安と不満を募らせる日々。

 

そんな不安・不満の入り乱れるザイオンでもモーフィアスは予言と救世主を信じ、敵に立ち向かい戦おうと民衆を鼓舞するのでしたが…。

 

動画リンク

 

映画『マトリックス リローデッド』の感想

 

【面白ポイント】

  • ロマンあるSF映像
  • 男女関係が多め
  • 次回に続く結末

 

ロマンあるSF映像

1の時はSFっぽさが少ないと感じましたが、2作目であるリローデッドでは時が経って映像の技術が上がったせいか一気にSFっぽさが増していましたね。

 

船の見た目はより多機能にバージョンアップして、基地の管制室では未来に実現しそうな空中に浮かぶタッチ式画面などSFらしい描写が増えているし…。

 

それでいてザイオンの町並みは無骨かつ荒廃的でカッコよくて、個人的には好きでしたね。

 

工場を思わせる配管・白煙、壁面いっぱいに詰め込まれた住居・入り乱れる通路、そこを歩く人々など…映像的な迫力もあるしロマンがあって良かったです。

 

服装もボロボロな服だけでなく民族的な衣服を身にまとっている人も多く、何というか荒廃した現代×近未来がギュッと入り乱れていてめちゃくちゃ好きでしたね。

 

印象としては映画『ウォーターワールド』に少し似ていました。

 

未来なんだけど荒廃していて、現代のものを駆使したり別の形で活用しながら生活している感じがよく似ていたし、何よりもロマンを感じましたね。

 

ネオが覚醒しているからこそ仮想世界ならではのスーパーヒーローのような超常的な描写も多く入れ込まれていたし、これぞSF映画!という映像ばかりになっていました。

 

なのでどちらかといえば荒廃した現代×近未来の組み合わせがお好きな方、ロマンのあるSF映像がお好きな方におすすめな映画でしたね!

 

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男女関係が多め

1の時はラストこそ色恋沙汰があったものの他はさっぱりだったのに対し、今作では最初からラストまでかなり男女関係についての描写・ストーリー展開が増えています。

 

ベッドシーンに関しては「…ん?」と思う節もありますが、一応そういう描写があるのはストーリー展開的には理解できるので納得いきますし…。

 

男女関係が描かれていることでキャラの人間らしい感情がちゃんと感じられるせいか、1よりも個々のキャラクターに共感しやすくなっていて良かったかなと思います。

 

特にオペレーターであるリンクの妻の、不安・不満・悲しい・心配といったぐちゃぐちゃな感情はすごく共感しやすかったです。

 

あと個人的にはメロヴィンジアン夫妻のやり取りがめっちゃ好きでしたね。

 

夫はあれこれややこしいことを言いつつも己の欲望一直線、そんな男に堂々と可愛らしい仕返しをして「楽しんで」と微笑む妻。

 

何というか本当にこういう夫婦いそうだなと思わせる妙なリアルさがある夫婦で、笑えたし共感しやすいしで…めちゃくちゃ好きでした。

 

なのでどちらかといえば男女関係が多めに描かれているSF映画がお好きな方、一癖も二癖もある男女関係がお好きな方におすすめな映画でしたね!

 

ただ1で色恋沙汰が少なかったのに今作になって急に増えている分、違和感というか最初は結構ビックリしてしまうので納得するのに少し時間はかかるかもしれません。

 

次回に続く結末

1に引き続きと言うか、1よりも明確に次回作へ続くことを示唆した結末で驚きましたね。

 

まるで毎週放送のアニメのように気になる部分で区切って次話へと繋いで、エンディング後には次回予告までついていたので…かなり驚きました。

 

いやぁ…ラストで次回完結の文字を観たときには、あまりの衝撃に「どういうことやねん?!」と声が出ましたね。

 

もはや次回作への繋ぎ方が潔すぎて、不満は特になく笑いしか出てこなかったです。

 

これはもう完全にシリーズ通して観ることを想定しているというか、1作138分×3部作=417分(7時間)の超大作を観る覚悟で臨まないといけない映画でしたね。

 

1はまだ単体でも考察などでギリギリ楽しめる余地がありましたが、2に関してはもう3を観るのが大前提の映画です。

 

そしてまたセリフが難解だし、今作に関してはコンピューター関連の用語もちょこちょこ出てくるので…分からない人には厳しい映画だったかなと思います。

 

コンピューターの知識が少しでもある方や、何となくこんな意味なんだろうな〜という感覚で楽しめる方ならば大丈夫かもしれませんが…。

 

ちゃんとしっかりセリフの意味を理解したいという場合には、視聴中や視聴後に単語を調べた方が良いかなと思います。

 

なのでどちらかといえば細かいことを気にせずに映画を楽しめる方、超大作の映画を観続ける覚悟と余裕のある方におすすめの映画でしたね。

 

映画『マトリックス リローデッド』の考察

 

【考察ポイント】

  • スミスが増殖してネオを狙う理由
  • ラストで明かされた救世主の正体
  • ケーキを食べた女性の行方

 

スミスが増殖してネオを狙う理由

エージェントでなくなったスミスは周りをサーチするプラグも仲間もいないため、分身を増やすことで効率よくネオを探し出し、攻撃していたのではないかなと思います。

 

おそらく1の時点でバージョンが古くなっていたスミスは、ネオとの交戦・ダメージをきっかけに人間のデータが混じってエージェントではなくなってしまったのでしょう。

 

人間…というか、マトリックスに干渉するほどの力を持っている救世主・ネオと交戦したからこそ混じってしまったのだと思います。

 

そしてもしかしたら肉体の乗っ取りではなく分身を増やす能力は、救世主のデータが混じったことでエージェントの能力が変質化したものだったのかもしれませんね。

 

エージェントでなくなったのならもうマトリックスの均衡を守る必要もなく、巡回や危険人物の排除といった役割から解放されて自由になるはず。

 

しかしマトリックスを守るために作られた1プログラムである彼はマトリックスから出ることもできず、人間の生活に入る必要性もなく…やることを失ってしまいました。

 

プログラムだからこそ自由でも不自由で…そしてマトリックスにとって不要になったプログラムは、エージェントに消される運命です。

 

もしかしたらその消される運命を避けるため、もしくは消されるまでの間に自分に役割を与えるために、エージェントの頃のようにネオを付け狙っていたのではないかな。

 

元々は危険分子を排除するために生まれたプログラムだから、そしてネオを排除しようと戦ったことで壊れた自分が生まれてしまったからこそ…。

 

ネオを排除することこそが自分の役割であり生まれた目的だと考えて、ネオを排除しようとしていたのではないかなと思います。

 

壊れたといっても思考・理性はちゃんとエージェントの頃のままで、壊れた自分なりの存在意義と目的を求めていただけなのでしょう。

 

ただエージェントの頃と違って周りをサーチするプラグも協力する味方もいないため、自分の分身を増やしてネオを攻撃していたのではないかなと思います。

 

ラストで明かされた救世主の正体

設計者・アーキテクトを信じるのであれば、救世主はマトリックスを作り出すにあたって必ず生まれてしまう突然変異・欠陥・バグのような存在だったのだと思います。

 

もしかしたらアーキテクトが望む完璧でキズ1つない世界ではなく、人間が望む不完全でキズだらけの世界をつくっているからこそバグが生まれているのかもしれませんね。

 

自分が理想としている世界ではない…世界として不完全な空間だからこそ、歪みを是正したいという無意識の考えが救世主を生み出しているのかもしれません。

 

だからこそ救世主はマトリックス内のシステムに干渉する力を持っているのでしょう。

 

ただ救世主を放置すればマトリックスを破壊し、他の人間にも悪影響を与えてしまうため、逆に救世主であることを利用してコントロールすることにしたのだと思います。

 

救世主が生まれたらそれに他者を愛する人格、この世界はおかしいという疑問を与え、戦いの中心に据えられるようにストーリーを用意していたのでしょう。

 

必要であればマトリックスのプログラムである預言者のアシストも添えて、救世主として人生を自ら選択しているように見せつつ既定路線を歩ませていたのではないかな。

 

そして筋書き通りにアーキテクトまで救世主がたどり着いたら、全てを話してノアの方舟のように数人の人間だけを選ばせ、新たなザイオンを作らせていたのでしょう。

 

そして既存のザイオンは破壊して…またはじめから救世主ごっこをさせていたのではないかな。

 

つまりは預言者の予言も自分なりの選択も、ソースを破壊すれば戦争が終わるというのも、全ては救世主というバグをカバーするための茶番だったのだと思います。

 

過去5回の救世主

今までの救世主はおそらく全ての真実を知って、全人類を失うくらいならとアーキテクトの指示に従い、真実を胸の内に秘めていたのだと思います。

 

もし真実を新たなザイオンに住む人間に話してしまうとAIにはどうやっても勝てないと絶望し、そもそも戦う人間すらいなくなってしまうでしょうからね。

 

自分は無理だったけど戦い続けていれば希望はある、いつか本当にこの運命を打破する救世主が現れるはずと信じて今までの救世主は黙っていたのではないかなと思います。

 

シリーズ通しての考察が気になる方は、ぜひ3作目の映画『マトリックス レボリューションズ』の記事をチェックしてみてください!

 

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ケーキを食べた女性の行方

メロヴィンジアンが細工をしたケーキを食べた女性が席を立ったのは、プログラムによって子宮・ホルモンバランスをいじられて欲情したためだと思います。

 

もしかしたら下半身の急激な変化を感じて「月のものが来たかしら?」とでも思って、静かにトイレに向かっていたのかもしれませんね。

 

ただトイレにいたところにメロヴィンジアンが来た…と。

 

ほろ酔い状態の男と欲情した女が揃い、2人は因果のままにその場で楽しんでいたのだと思います。

 

そして奥さんは何かをしているのか知っているからこそ、夫の手下に「彼は婦人トイレにいるわ」と言っていたのでしょう。

 

夫の行動に腹を立てた奥さんは、夫への嫌がらせとしてネオたちをキーメーカーの元に案内したのだと思います。

 

そしてネオとキスをしたのも、愛されて幸せオーラー満載の女性・トリニティへの嫌がらせだったのではないかな。

 

同じ女性としての嫉妬…溜まった鬱憤の八つ当たりとしてトリニティに見せるために、ネオとキスしていたのではないかなと思います。

 

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まとめ

 

1は正直私にはあまり刺さらなかったのですが、2作目のリローデッドはSF映像・男女関係のストーリーも魅力的で良かったかなと思います。

 

完結編へと繋げる潔い結末も、もはや面白かったです。

 

どちらかといえばロマンのあるSF映画がお好きな方、シリーズ通して繋がっている超大作がお好きな方におすすめな映画でした!

 

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