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映画『ミスト』の感想・考察 ラストの意味&怪物や霧の正体

ミスト (字幕版)

 

謎めいた霧から現れる怪物との攻防を描いた映画『ミスト』。

 

ただのモンスターパニック系映画かと思いきや、人間の闇を感じるイヤミス感・主人公の行動を見守るようなストーリー性もしっかりとある映画で面白かったです!

 

どちらかといえばストーリー性のあるモンスターパニック映画がお好きな方、イヤミス系の映画がお好きな方におすすめ!

 

 

映画『ミスト』の作品情報

 

あらすじ

激しい風雨に見舞われたデザイナーの男性・デヴィッド。

 

家族は地下室に避難していたおかげで無事だったものの嵐の影響で電話は通じず、家の側にある木が倒れたことで自宅の窓は割れていました。

 

ひとまず家の修繕に必要な物を調達するため、息子・ビリーを連れてスーパーへとやってきたデヴィッド。

 

しかし買い物を終えようとしていた時、店の外を深い霧があっという間に覆いつくし、「外に何かがいる」と助けを求める血塗れの男性がスーパーに飛び込んできました。

 

外は危険だからとスーパーの店員含め、客全員でスーパーの中に籠ることにしたのですが、発電機を操作するために1人の若者が店の外に出ようとします。

 

しかし外に出ようとする若者の前に、うねうねと蠢く謎の触手が現れ…。

 

動画リンク

ミスト (字幕版)

ミスト (字幕版)

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映画『ミスト』の感想

 

【面白ポイント】

  • サイレントヒルに似てる
  • 女性がカッコいい
  • ハッピーエンドのようなバッドエンド

 

サイレントヒルに似てる

街に広がる霧・突然襲い掛かる謎の怪物・霧の中に入らざるを得ない事情のある人々など、世界観や空気感が映画『サイレントヒル』と似ていました。

 

あくまでも空気感が似ている程度なので細かい部分を見ていくと全然違うんですが、恐怖が迫ってきているのは分かるのに何も分からないという恐怖感はよく似てましたね。

 

ホラー・サスペンス・モンスター映画の良い所取りをしたような絶妙な恐怖感で、めちゃくちゃ良かったです!

 

なのでサイレントヒルがお好きな方、謎の恐怖が迫ってくる恐怖感がお好きな方におすすめしたい映画でした。

 

ただ怪物はサイレントヒルのモンスターとは違う系統なので、好みは別れるかもしれません。

 

サイレントヒルのモンスターが人間ベースなのに対して、今作の怪物は虫・生き物がベースなので…纏うオーラというか、登場した時の恐怖感が全然違うかな。

 

個人的にはサイレントヒルのモンスターの方が好みではありますが、ここはあくまでも好みの問題ですね。

 

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女性がカッコいい

最後まで生き残っていた老婦人・レプラーや、ビリーの面倒を見ていた女性・アマンダなど、今作は女性キャラクターがとにかくカッコいい映画でしたね。

 

あくまでもメインで戦っているのは男性キャラクターなのですが、補佐役に回っている女性キャラクターがとにかくカッコ良かったです!

 

特にレプラーさん!

 

薬局でクモに襲われた時、1人だけ遠距離武器でガッツリ戦っていて…補佐役と思いきやゴリゴリの戦闘要員というのが個人的にツボで、めちゃくちゃカッコ良かったです!

 

こういうモンスターパニック系の映画だと、女性は守られる対象というか怯えてばかりいるキャラとして描かれがちですが…。

 

今作ではがっつり戦闘要員・主人公を支えるキャラとして描かれていて、個人的には好きでした。

 

なので今作はどちらかといえば女性がカッコいい映画がお好きな方、女性も生き残るために戦う映画がお好きな方におすすめな映画です!

 

ハッピーエンドのようなバッドエンド

今作の絶望→救いの手→絶望という、ハッピーエンドのようなバッドエンドは良かったですね。

 

全てを失って絶望に打ちひしがれる最中、軍が現れて民間人の避難・怪物の駆除が始まってハッピーエンド…となるはずが、全ては手遅れだったというバッドエンド

 

何だろう…デヴィッドの今までの選択がバッドエンドを引き起こした感のある、最初から最後まで走馬灯が走るような非常に後味の悪いラストでしたね。

 

個人的には好きな結末でしたし、パニックホラー・モンスター系の映画ではあまり見かけない斬新かつ魅力的なラストだったと思います。

 

なのでどちらかといえばバッドエンドがお好きな方、主人公の行動がバッドエンドに繋がるようなストーリー性のある映画がお好きな方におすすめな映画です!

 

映画『ミスト』の考察

 

【考察ポイント】

  • ラストの意味&結末
  • 歩いて帰った女性が無事な理由
  • 怪物&霧の正体

 

ラストの意味&結末

大人しくしていれば仲間も息子も生き残れたはずなのに、主人公の行動がラストの絶望を生み出してしまったという後味の悪いラストだったのだと思います。

 

車で脱出した後、仲間を手にかける選択をしなければ…せめてもう少し我慢していれば、軍に助けてもらうことができたはずでした。

 

もっと言えば、店から脱出しようと計画しなければ…宗教的な集団と仲違いはしていたかもしれませんが、誰も失うことなく救助される可能性は高かったはず。

 

もっともっと言えばそもそもスーパーが霧に包まれた時、徒歩で帰宅した女性のように家に向かっていれば…もしかしたら家族全員で生き残れたかもしれません。

 

虫たちの繁殖力を考えると根絶させるのは難しそうですから、軍に救助されたからと言って平穏な日々が戻る・安全とは言い難いかもしれませんが…。

 

少なくとも自分たちで戦うことなく、現状よりかは安心できる日々を送ることができたはずでした。

 

それらのチャンスを失った原因は、他でもないデヴィッド自身。

 

結末を知ってからあぁしてれば…というのは残酷なことかもしれませんが、デヴィッドの選択によって仲間・家族の全てを失うことになっていたのだと思います。

 

歩いて帰った女性が無事な理由

最初にスーパーから徒歩で帰宅した女性が無事だったのは、1人行動で声を上げることも走ることもなく、静かに歩いて帰っていたからだと思います。

 

「子供を家に残しているから」と徒歩で帰宅した女性が、ラストでデヴィッドの隣を通り過ぎていく軍用車の中に子供達と一緒に乗っているシーンがありました。

 

つまり霧の中を徒歩で無事に帰宅し、子供たちと再会・救助されることができたのでしょう。

 

徒歩で無事に帰宅できたのは、おそらくは怪物たちは音で獲物の位置を特定しているからだと思います。

 

嗅覚で寄ってくるのであれば、多くの犠牲者を出しているスーパーに群がっていないのはおかしいですし…目の前にいながら襲わないこともあったので視覚でもなさそう。

 

なので聴覚を頼りに獲物の位置を特定して、襲い掛かっていたのだと思います。

 

そう考えるとデヴィッドや最初の犠牲者たちが襲われていたのは、ガチャガチャ音をたてたり走ったり、しゃべったり叫んだりしていたからなのでしょう。

 

反対に宗教的な女性・カーモディが虫にくっつかれたのに襲われなかったのは、動かず静かにしていたからだと思います。

 

なのであの女性はスーパーを出る時に「誰か車で送ってくれ」と懇願していたけど、もし車で外に出ていたらエンジン音・声で怪物に襲われていたかもしれません。

 

そう考えるとあの女性は1人・徒歩で帰宅するという選択をしたからこそ、最後まで子供たちと共に生き残ることができたのだと思います。

 

怪物&霧の正体

虫や動物と少し似ている怪物たちは、映画内で軍人が「軍が生み出した『異次元を覗く窓』から飛び出してきてしまった平行世界の生物」と説明されていました。

 

おそらくは現実世界にもいるような生物たちが、異次元で違った…というか全体的に肉食・攻撃性の強い進化を遂げていたということでしょう。

 

ただ個人的にはあの怪物や霧は、軍の生み出した生物兵器と隠蔽工作用の催眠ガスだったのではないかなと思います。

 

実は軍の生み出した生物兵器

映画内では異次元から飛び出した生物と説明されていましたが、実はあれらは軍の生み出した生物兵器だったのではないかなと思います。

 

そもそも異次元の話は軍人自身も噂と言っていましたから、確証があるわけではないんですよね。

 

なのであの怪物たちが軍の生み出した実験動物・生物兵器だった可能性は、十分にあると思います。

 

おそらく…

 

  • ハチ×サソリ
  • クモ×寄生バチ
  • 恐竜×コウモリ
  • タコ×ラクダ

 

みたいな感じで虫・生物の遺伝子を組み合わせたり改変することで、攻撃性の高い肉食生物・キメラ(合成獣)を生み出していたのではないでしょうか。

 

あの怪物たちならば機動力があるので敵地にすぐ入り込めますし、放っておけば勝手に敵を食べて繁殖してくれるので非常に有能な生物兵器になってくれるはずです。

 

そう考えると軍がすぐに火を用いて怪物を撃退していたのも、自分たちで生み出したからこそ怪物の弱点を熟知していたからではないかなと思います。

 

霧の正体

異次元から怪物が現れたのだとすると、あの霧は異次元の酸素のようなもの…もしくは、異次元から漏れ出したものだったのかもしれませんね。

 

異次元が常に霧に包まれた世界だったのだとすれば、怪物たちが視覚・嗅覚共に退化していて、聴覚に頼って獲物を追っていたことにも納得がいきます。

 

怪物たちが軍の生み出した生物兵器だと考えるのであれば…あの霧はもしかしたら軍が散布した催眠ガスのようなものだったのではないかなと思います。

 

風雨によって生物兵器たちが逃げ出してしまった時、街の人々の安全を守るために外出しないように・外に出たら眠ってしまうようにしたのではないかな。

 

怪物たちは音を頼りに獲物を捕らえるから、もし外に出ていても眠って物音さえ出さない状態であれば襲われないはずと催眠ガスを散布したのではないでしょうか。

 

そう考えると主人公が霧の中に入ってからスーパーに戻った後、倒れるように眠りこけていたこと・軍人がガスマスクを着用していたことにも納得がいきます。

 

なのであの霧の正体は実は催眠ガスだったのではないかなと…個人的には思いました。

 

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まとめ

 

モンスターパニック映画として観ると少し物足りなさを感じる映画でしたが、人間模様・主人公の選択を見守るストーリー性重視の映画としては面白かったです!

 

サイレントヒルっぽい空気感・恐怖感、ラストの後味の悪い感じも個人的には好みでしたね。

 

なのでどちらかといえばイヤミス系のバッドエンド映画がお好きな方、ストーリー性のあるモンスターパニック映画がお好きな方におすすめな映画でした!

 

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