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映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』の感想・考察 佐和子のマンガの真相

先生、私の隣に座っていただけませんか?

 

不倫された漫画家を描いた映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』。

 

生々しい不倫劇を描きつつも、笑いながら「ざまぁ」と楽しめるような映画で面白かったです。結末も個人的には気に入っています。

 

どちらかといえば不倫劇や女性向けマンガのようなテーマがお好きな方、最低な男がざまぁになる作品がお好きな方におすすめ!

 

 

映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』の作品情報

 

あらすじ

連載を終えたばかりの漫画家/早川佐和子。

 

自分の作品を5年間描いていない漫画家の夫/早川俊夫に手伝ってもらいながら、熱意と人懐っこさのある担当編集者/桜田千佳と共にマンガを描き上げてきました。

 

そんな時、田舎に住む母/下條真由美が事故にあったという連絡を受けます。

 

大慌てで俊夫と共に田舎にやってきた佐和子は、足を怪我した母を心配してしばらくの間実家に住むことにしました。

 

ただ田舎で車の運転ができないのは不便ということで…佐和子は夫に送り迎えを頼んで教習所に通うことを決意します。

 

しかしいざ通ってみると、実は運転恐怖症であることが発覚して佐和子はアクセルを踏むことができませんでした。

 

佐和子は次の連載のこと・運転恐怖症のこと・夫と担当編集者の不倫のこと・今後のことに悩んでいましたが…あることをきっかけに運転ができるようになります。

 

そして次回作についての構想も急速にまとまり、担当編集者に相談することもなくネームまで一気に描き上げてしまいました。

 

次回作のテーマは『不倫』。

 

佐和子から次回作の話をきいて不安になった俊夫は、彼女の描いたネームをこっそり読んでしまうのですが…。

 

予告動画


www.youtube.com

 

リンク

 

映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』の感想

 

【面白ポイント】

  • 生々しい不倫劇
  • すごくざまぁ、実にざまぁ
  • 良い結末だった

 

生々しい不倫劇

自分の仕事関係者と不倫する夫、不用心にも家の駐車場で不倫相手とキスする夫、自分の夫と不倫する仕事仲間…実にリアルで生々しい不倫劇でしたね。

 

気弱なくせに不倫する夫、気付かないふりをする妻。

 

よくある不倫劇だなと感じてしまうくらいリアルで、生々しい不倫劇で面白かったです。

 

個人的に主婦が投稿する実体験の不倫ストーリーとか、サレ妻物語とかが大好きなので…めちゃくちゃ心惹かれるものがありましたね。

 

それを漫画家としてマンガに描き起こすという、そこまで含めてかなりリアルな不倫劇だったのではないかなと思います。

 

不倫ってかなりショッキングな出来事で、怒り・悲しみ・冷静さとか色々な感情がごちゃごちゃするからこそ描き起こしたいというのは…共感できるものがありました。

 

そして自分が不倫しているくせに、妻の不倫にワタワタジタバタする夫という…実にリアルで面白いキャラクターによる不倫劇でしたね。

 

この不倫劇の結末はどうなるのかとハラハラドキドキするし、続きがどんどん気になる引き込まれるストーリーをしていて面白かったです。

 

女性向けマンガとか、不倫劇とかそういったテーマの作品が好きな人には刺さる映画だったのではないかなと思います。

 

すごくざまぁ、実にざまぁ

妻に不倫マンガを描かれ、1人であれこれ考えてジタバタする不倫夫はずごく滑稽で、実にざまぁな感じでしたね。

 

自分のマンガが描けなくなったことはしょうがないし、生活を妻に支えてもらっているのも夫婦間で納得していることなのであれば別に良いとは思うけど…。

 

その状態で不倫するっていうのは、常軌を逸しているほどに最低な行動ですよね。

 

しかも不用意に家の側で不倫相手とキスするなんて…もう最低な不倫男・不倫女の典型のような行動で実に最低でした。

 

個人的に不倫するならば、一生バレないようにするのが最低限のルールだと思っているので…あまりの最低行為にもはや笑いしか出てきませんでしたね。

 

そして自分は不倫しているくせに、妻の不倫は絶対に許さず…自分の不倫話はのらりくらしとかわしながら、妻の不倫だけは止めようとして制裁を受ける。

 

己の行いが己に返ってくる…すごくざまぁとしか言いようがない、実にざまぁな展開で良かったですね。

 

実際にいたらただの最低な奴なのですが、映画内のキャラクターとしては不倫というテーマに見事にマッチしたキャラクターでめちゃくちゃ良かったです。

 

印象としては映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』に似ていましたね。

 

プロミシング・ヤング・ウーマンの方が最低度合いが高い気もしますが、テーマにマッチした最低なキャラクター性とざまぁな展開がよく似ていたかなと思います。

 

◆あわせて読みたい◆

 

良い結末だった

一転二転して真実を掴みにくくしつつも、最終的にはバッサリと復讐を完遂して明るい未来に向かっていくというのは良い結末だったのではないかなと思います。

 

マンガの話と現実が交差しながら描かれているのでどれが真実なのか掴みにくく、気持ちがあっちこっちに飛んでいってしまう感じはありましたが…。

 

それも含めて引き込まれるものがあって面白かったです。

 

最終的には不倫夫を置いて行き復讐を完遂するという結末でしたが…あのまま和解しても良かっただろうなと個人的には思いました。

 

不倫に対する制裁が足りないと思う節はありますが…不倫の決着の付け方って夫婦によると思うから、どこに着地してもきっと納得できるし面白かったでしょうね。

 

そう思わせるだけの魅力が、あの結末にはあったのではないかなと思います。

 

個人的にはトータルして今作が気に入っているのですが…レビューを観ると『テンポ感が悪い』というコメントがいくつかありました。

 

私は今回1.2倍速で視聴していたので、通常速度で観た場合のテンポ感についてはちょっと分かりかねるのですが…。

 

穏やかな波のような…良い意味でよくある日常を描いた映画なので、人によってはテンポ感の悪さは感じてしまうのかもしれませんね。

 

映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』の考察

 

【考察ポイント】

  • 佐和子と新谷先生の関係
  • 佐和子のマンガの真相
  • マンガの作画を夫にした理由
  • タイトルの意味

 

佐和子と新谷先生の関係

佐和子はマンガのように、新谷先生と不倫していたのではないかなと思います。

 

もし佐和子のマンガがフィクションで、新谷先生とは本当に教習所での教師・生徒というだけの関係性であったのであれば…新谷先生が家に来たりはしないでしょう。

 

教習所の1生徒から食事に誘われたからと言って、いちいち乗っていたらキリがないですし…特に実家へのお誘いとなると、ハードルが高すぎる。

 

なので新谷先生がほいほい佐和子の実家に来た時点で、佐和子との間に不倫関係があった可能性は高いと思います。

 

おそらく佐和子のマンガやラストシーンにあった通り、夫に復讐するために不倫相手である新谷先生に協力してもらっていたのではないかな。

 

ただし不倫と言っても、キスやデートをしただけで肉体関係はなかったと思います。

 

もし離婚や慰謝料で裁判などになった場合、肉体関係の有無で不利になる可能性もあるでしょうから…そこだけは控えていたのではないかな。

 

佐和子のマンガの真相

佐和子のマンガは現実にあったことを描いた、ノンフィクション作品だったのではないかなと思います。

 

夫と担当編集との不倫が本当のことだったように、佐和子と新谷先生の関係性も事実だったのではないかな。

 

というかノンフィクションだからこそあのマンガは担当編集を飛び越え、編集長から直々に連載を決めてもらえたのではないかなと思います。

 

本来連載って編集部で連載会議があったり、担当編集からの企画書提出があったりするはずだから…そんな即日で連載決定ってなるものではないと思うんですよね。

 

佐和子が前々から連載の準備をしていたとしても、担当編集を飛び越えて連載が決まるってかなり稀なことだと思うので…。

 

そんな異例の出来事が起こるくらい、佐和子のマンガには魅力があったのだと思います。

 

魅力っていうのは話が面白いとかだけではなく、「自身の不倫劇をノンフィクションに描く」「原作がサレ妻、作画が不倫夫」「担当が不倫相手」という部分でしょう。

 

そのパンチの強すぎる背景に惹かれて、編集長は異例の連載GOサインを出したのではないかな。

 

つまり佐和子のマンガが担当を飛び越えて編集長直々に連載GOサインが出たことを思うと、マンガの内容は全てノンフィクション・真実だったのではないかなと思います。

 

ちなみに担当を変えずに不倫相手のままにしたのは、その方が話のネタになるからでしょう。

 

自分の不倫話をネタにされても「面白い」「連載に」というような肝っ玉の女性ですからね…側においておけば、まだまだネタになると思ったのではないかなと思います。

 

マンガの作画を夫にした理由

マンガをずっと描いていない俊夫を作画担当にしたのは、離婚時に慰謝料の支払いをさせるため…自分でお金を稼がせるためだったのではないかなと思います。

 

もちろん自分の不倫をマンガに描かせることで、彼をより苦しめたい・反省させたいという思いもあるかもしれないけど…それだけが理由ではないでしょう。

 

不倫マンガを描いたり、教習所での恋を夫に感じさせることで復讐しようとする佐和子ですから…もっと行動理由がちゃんとあると思うんですよね。

 

だからマンガの作画を俊夫にさせたのは、彼に支払い能力を与えるためだったのではないかなと思います。

 

佐和子がラストで夫の前から立ち去ったことを思うと、佐和子はこのまま彼と会わずに弁護士を雇うなり離婚調停へと進むなりして離婚話を進めるのでしょう。

 

以前から夫の不倫に気付いていたのであれば、写真・録音などの証拠を持っている可能性も高いですし…。

 

駐車場で不倫相手とのキスシーンを目撃した時、スマホを持っていたようだからそのままパシャっと撮っていたかもしれませんしね。

 

そしてその証拠をもとに、離婚話をスムーズに進めつつ慰謝料も取ろうとしているのではないかな。

 

佐和子も不倫しているということで追求を受けるかもしれませんが、夫と違って肉体関係はないわけですから…そこまで不利になることはないでしょう。

 

それに夫の方は何の証拠も持っていませんからね。

 

なので佐和子が夫を作画担当にしたのは、夫にお金を稼がせて離婚時に慰謝料を取るため…彼から彼のお金をもらうためだったのではないかなと思います。

 

あとは…不倫夫が作画担当・サレ妻が原作という方が話題性もあるし、ネタも尽きないからという打算もあるかもしれませんけどね。

 

タイトルの意味

『先生、私の隣に座っていただけませんか?』の先生とは教習所の新谷と夫の俊夫のことだけでなく、佐和子のことも表していたのではないかなと思います。

 

1つは佐和子視点からの新谷先生のこと。

 

これはマンガにあった通り、教習所で隣に座って指導してくれる新谷先生に恋した佐和子の「自分の隣にいてほしい」という想いを意味しているのでしょう。

 

2つ目は佐和子視点からの俊夫先生のこと。

 

俊夫にあこがれていた佐和子の「また自分の隣に座ってマンガを描いてほしい」という想いを意味しているのでしょう。

 

そして3つ目は俊夫視点からの佐和子先生のこと。

 

離婚の話を進め、FAXでネームを送ってくる妻であり原作担当でもある佐和子に対して「俺の隣に戻ってきて」という俊夫の情けない思いも意味していたのではないかな。

 

今まで当たり前のように隣に座っていた佐和子を失ったからこそ、取り戻したいと願う俊夫の心情もタイトルには込められていたのではないかなと思います。

 

映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』の関連作品

 

 

 
最低男に復讐する強かな女性がお好きな方に。今作よりも最低男が最低。

 

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まとめ

 

テーマ・キャラクター共に個人的に好きなテイストで、最初から最後まで笑いながら楽しむことができました。

 

ラストもしっかりと「ざまぁ!」となる結末で、爽快感というか明るい未来が感じられる締め方になっていて良かったです。

 

なのどちらかといえば不倫劇や女性向けマンガのようなテーマがお好きな方、最低な男がざまぁになる作品がお好きな方におすすめな映画でした。